ハイネの見た夢
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ハイネの見た夢
(NHKブックス, 688)
日本放送出版協会, 1994.3
- タイトル読み
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ハイネ ノ ミタ ユメ
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注記
ハイネ略年表・主要作品: p46-48
引用・参考文献: p219-221
内容説明・目次
内容説明
「ローレライ」など抒情詩が「歌の翼」に乗ったことで世界的に知られるドイツのユダヤ系詩人ハイネは、ナショナリズムの一九世紀ヨーロッパを生き、ユダヤというスティグマ(烙印)と格闘しつづけた。そのハイネの全営為と全表現は、冷戦崩壊で噴き出してきたエスニック・グループ(民族集団)間の紛争激化に悩む現代世界にとって、大いに示唆を与えてくれるものと言える。そこで、エスニシティの視点から、ハイネにおけるユダヤ問題を剔抉し、新しいハイネ像を提示する。
目次
- 序章 現在の世界情勢とハイネ
- 第1章 ハイネ・ルネッサンス
- 第2章 ハイネの生い立ちとさまざまな明察・名言
- 第3章 神々の民主主義—《ユートピア綱領》とスティグマからの逃走
- 第4章 全民族の国際会議—平和の使命とエスニシティへの飽くなく興味
- 第5章 アイデンティティの錯乱—フェーブス・アポロとラビ・ファイビッシュ
「BOOKデータベース」 より