日本という身体 : 「大・新・高」の精神史

書誌事項

日本という身体 : 「大・新・高」の精神史

加藤典洋著

(講談社選書メチエ, 10)

講談社, 1994.3

タイトル別名

日本という身体 : 大新高の精神史

タイトル読み

ニホン トイウ シンタイ : ダイ・シン・コウ ノ セイシンシ

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内容説明・目次

内容説明

文学者・思想家の「身体的なもの」をたどりつつ、「大」「新」「高」を手がかりに、大逆事件、経済新体制、高度成長など近代日本の生態のありように立ち向かった意欲作。筆者世代の七二年体験をふまえた思想の可能性がここにある。

目次

  • 第1章 歴史感覚の回復(百二十五年の孤独;三つの結節点;見取図)
  • 第2章 「大」の膨張(大逆事件で消えるもの;明治的なるもの;イデオローグ徳富蘇峰)
  • 第3章 1910年の閉塞(しぼみの経験;へなぶりと低徊趣味;燈台守の寓意;『桃色の室』から荷風の『四畳半』へ;日本の分裂)
  • 第4章 「新」の切断(イデオローグ吉野作造;新人会から新官僚へ;福本和夫と小林秀雄)
  • 第5章 「高」の密度(高度国防国家と高度成長;一九四一年の封鎖;イデオローグ笠信太郎;花田清輝の通過;檻のなかの楕円)
  • 第6章 「中」のまどろみ(「大」の消滅;生長の停止;「大衆の原像」のむこう)

「BOOKデータベース」 より

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