裂けた岬 : 「ひかりごけ」事件の真相

Author(s)

Bibliographic Information

裂けた岬 : 「ひかりごけ」事件の真相

合田一道著

恒友出版, 1994.4

Title Transcription

サケタ ミサキ : ヒカリゴケ ジケン ノ シンソウ

Access to Electronic Resource 1 items

Available at  / 31 libraries

Description and Table of Contents

Description

太平洋戦争中の一九四三年、日本陸軍所属の徴用船が、真冬の知床岬で難波。七名の乗組員のうち、生き残った船長と少年シゲの二人は、氷雪に閉ざされた飢餓地獄を体験する。四十数日後、シゲは力尽きて餓死。食糧のない極限状態のなか、船長はついに、シゲの屍を解体して「食人」する。遭難から二か月後、ひとり生還した船長は、「奇蹟の神兵」として歓呼されるが、事件が発覚すると「食人鬼」として指弾されることになり、徴役一年の実刑を受けた。人の道にそむく「罪」を背負った船長が、人間として生き続けることの苦悩を語った。事件から五十年、初めて明かされた真実。

Table of Contents

  • 約束
  • 戦雲
  • 遭難
  • 番屋
  • 食人
  • 煙り
  • 生存
  • 発覚
  • 裁判
  • 光輪
  • 訃報

by "BOOK database"

Details

  • NCID
    BN10797957
  • ISBN
    • 4765240789
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    227p
  • Size
    20cm
  • Classification
Page Top