書誌事項

狼憑きと魔女 : 17世紀フランスの悪魔学論争

ジャン・ド・ニノー著 ; 富樫瓔子訳

工作舎, 1994.9

タイトル別名

De la lycanthropie, transformation et extase des sorciers

タイトル読み

オオカミツキ ト マジョ : 17セイキ フランス ノ アクマガク ロンソウ

大学図書館所蔵 件 / 83

この図書・雑誌をさがす

注記

監修: 池上俊一

原注: p240-264

参考文献目録: p265-277

内容説明・目次

内容説明

狼に変身し、野原を駆け巡り、動物をむさぼり食ったと告白する男。特殊な薬を体に塗りこみ、魂だけが分離して魔女集会に参加していた女。彼らの体験談は真実か、それとも悪魔の謀略による幻覚なのか。「狼憑き」「変身」、「魔女の脱魂」の問題を巡って肉体と魂の不可分、神と悪魔の関係をも含み、近世の悪魔学者の間で、キリスト教世界観を揺るがす激しく危険な論争がくりひろげられた。

目次

  • 『妖術師の狼憑き、変身、脱魂について』
  • ニノーとボダン—悪魔学者たちにとって「変身」とは
  • 引用、剽窃、黙秘—先行文献とニノーの戦略
  • 狼男とその目撃者—「狼憑き」なる事実はいかにして構築されたか
  • 狼男、あるいは人間と動物との境界
  • 狼に関する物語

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ