密教世界の構造
著者
書誌事項
密教世界の構造
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 1994.8
- タイトル別名
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密教世界の構造 : 空海『秘蔵宝鑰』
- タイトル読み
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ミッキョウ セカイ ノ コウゾウ
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注記
参考文献: p286-293
空海略年譜: p294-300
底本: 「密教世界の構造 : 空海『秘蔵宝鑰』」(筑摩書房, 1982年2月刊).
内容説明・目次
内容説明
引法大師とよばれて古来多くの人びとに親しまれる空海は、日本の真言密教の開祖であり、古代日本の代表的知性である。本書は空海の主著『十住心論』の精髄を略述した『秘蔵宝鑰』をとりあげ、宗教者としての空海の存在と、人間精神の発達を十段階に分けて論じた雄大な密教体系に、現代の視点から肉薄する。
目次
- 1 空海の生涯
- 2 空海の思想—その基本的立場
- 3 秘蔵宝鑰について
- 4 人間の自覚
- 5 倫理以前の世界
- 6 倫理的世界
- 7 宗教心の目ざめ
- 8 無我を知る
- 9 おのれの無知を除く
- 10 人びとの苦悩を救う
- 11 一切は空である
- 12 すべてが真実である
- 13 対立を超える
- 14 無限の展開
- 15 全体系の構成内容
- 16 十住心批判の現代的意義
- 空海略年譜
「BOOKデータベース」 より