百年の旅人たち
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百年の旅人たち
新潮社, 1994.9
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ヒャクネン ノ タビビトタチ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784103245025
内容説明
ソ連軍の樺太侵攻から二年を経た一九四七年。南樺太から日本に密入国した朝鮮人五家族と一名の青年が、アメリカの軍政部の命令で本国に強制送還されることになった—。青森から長崎まで、敗戦の日本を縦断する押送列車の中で、長崎・針尾島の収容所で、彼ら一人ひとりの背負ってきた苛酷な運命が明らかにされてゆく…。十年の歳月をかけて李恢成が世に問う、渾身の1200枚。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784103245032
内容説明
戦時中、協和会という親日組織の副会長だった朴鳳石とその一家。鳳石と「死之同居」の契を結び義兄弟を誓った旅篭屋の劉根在とその家族。内淵炭坑の労務頭として非道なふるまいを重ねてきた李載吉と妊娠中の妻。徴用されてきた炭坑で日本人棒頭を殺害した過去を持つ青年・朱斗洪。遊び人・徐万哲とあや子の若夫婦。一行の人々から告白を受ける元巡回牧師の崔夫妻—針尾島収容所で本国送還の日を待つ彼らのもとに届いたのは、祖国分断の知らせだった…。
「BOOKデータベース」 より