読者としての子どもを育てる文学の授業 : 文学の授業研究入門
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読者としての子どもを育てる文学の授業 : 文学の授業研究入門
明治図書出版, 1995.2
- タイトル別名
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文学の授業 : 読者としての子どもを育てる : 文学の授業研究入門
- タイトル読み
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ドクシャ トシテノ コドモ オ ソダテル ブンガク ノ ジュギョウ : ブンガク ノ ジュギョウ ケンキュウ ニュウモン
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内容説明・目次
内容説明
国語科教育界が、《教師中心→学習者重視→読者優先》への過程を歩み始めた。従来の学力観が検討され、学習者を〈読者としての子ども〉として再定位するという主張は、ますますその正当性と重要性が認められてきている。読者論は、国語科教育が実技であることを根拠づけ、学習指導の具体的な方法を提供する理論として、今や欠かせぬものとなったのである。本書は、文学作品の子ども読者の育成に焦点化し、12講に分けて論述する講義形式とした。そこには、指導過程や学習課題、発問や学習資料などの実際が豊かに収録されている。副題に〈文学の授業研究入門〉とした所以である。
目次
- 第1講 日常性の鉱脈を掘り続けて—文学教育の実相すなわち表層
- 第2講 文学教材の体系的研究の有効性—『つり橋わたれ』(長崎源之助・小3)
- 第3章 指導目標の全容と原型—『故郷』(魯迅・中3)
- 第4講 豊かな指導過程の構造化—『おおきなかぶ』(ロシア民話・小1)
- 第5講 1単位時間をどのように構想するか—『ごんぎつね』(新美南吉・小4)
- 第6講 感想文という名の学習作文—『大造じいさんとガン』(掠鳩十・小5)『やまなし』(宮沢賢治・小6)
- 第7講 学習課題の背反と統合—『白いぼうし』(あまんきみこ・小4)
- 第8講 発問のメカニズム—『お手紙』(アーノルド・ローベル・小2)
- 第9講 学習資料は何故必要か—『スイミー』(レオ・レオニ・小2)
- 第10講 学習の何を評価するか—『くじらぐも』(中川李枝子・小1)
- 第11講 魅力的な国語科授業をどのように創出するか
- 第12講 読者・テクスト・作者・授業の連関
「BOOKデータベース」 より