『源氏物語』を江戸から読む
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『源氏物語』を江戸から読む
(講談社学術文庫, [1172])
講談社, 1995.4
- タイトル読み
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ゲンジ モノガタリ オ エド カラ ヨム
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内容説明・目次
内容説明
中世以来『源氏物語』の注釈は公卿の師弟間の口伝でなされてきたが、出版技術の確立した江戸期に多彩な源氏学が開花した。本居宣長「もののあはれ論」はじめ、国学者・儒学者・文人たちの江戸源氏学のの諸相と、井原西鶴『好色一代男』、柳亭種彦『田舎源氏』等のパロディ群出現で庶民に浸透した世俗化現象を分析。江戸文化が不滅の古典『源氏物語』をいかに享受し、消化したかを縦横に考察した意欲作。
目次
- 第1部 『源氏物語』を江戸から読む(最初の密通はいつおこなわれたか;くもる源氏に光る藤原;英才教育のイロニイ;都会文学としての田舎源氏;江戸王朝の栄華の夢)
- 第2部 江戸源氏学入門(「もののまぎれ」と「もののあはれ」;注釈から批評へ;「語り」の多声法;古典文学の通俗化;江戸儒学者の『源氏物語』観;「語り手」創造)
「BOOKデータベース」 より