チンギス・ハーンの末裔 : 現代中国を生きた王女スチンカンル
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チンギス・ハーンの末裔 : 現代中国を生きた王女スチンカンル
草思社, 1995.4
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チンギス ハーン ノ マツエイ : ゲンダイ チュウゴク オ イキタ オウジョ スチンカンル
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参考書誌(文献): p[238]
Description and Table of Contents
Description
1927年、内モンゴル・オルドスの西公家に生まれたスチンカンル。彼女は、チンギス・ハーンの血を受けつぐ、今世紀最後の王女のひとりだった。父の死後、生家は没落。母を助け、羊の乳をしぼり、牛を追う日々がつづくが、天性の美貌はかくしようもない。17歳の冬、父の従者だったボロルディと結婚。ひとり息子エルデも生まれ、おだやかに暮らす一家だったが、中国建国後、かれらのゆくてに暗雲がたちこめる。その出自ゆえに反革命分子のレッテルをはられたスチンカンルは、つらい使役にかり出され、祖先をまつる聖地を開墾するという屈辱に甘んじねばならなかった。そして、あの文化大革命が始まる—。文化人類学のフィールド・ワークで王女を訪ねた著者が直接聞いた体験談を忠実に再現。激動の時代を生きぬいた波瀾の半生を描き、これまでほとんど知られていなかった、中国少数民族のこの半世紀の軌跡を明らかにした異色ドキュメンタリー。
Table of Contents
- 第1章 黄金家族のたそがれ
- 第2章 夜明けの星スチンカンル
- 第3章 赤い陽は昇ったものの
- 第4章 夫婦にのしかかる黒雲
- 第5章 「牛鬼邪神」といわれて
- 第6章 吹きすさぶ文革の嵐
- 第7章 名誉回復への道
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