書誌事項

カストラートの世界

アンガス・ヘリオット著 ; 関根敏子, 佐々木勉, 河合真弓訳

国書刊行会, 1995.5

タイトル別名

The castorati in opera

タイトル読み

カストラート ノ セカイ

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注記

監訳:美山良夫

The castorati in opera.の翻訳

内容説明・目次

内容説明

それは天使の声なのか、悪魔の声なのか。去勢により、ボーイソプラノの美声を永遠に保ちつづけた男たち—カストラート。16世紀末に登場した、この蠱惑的な両性具有者たちは、イタリアを中心とした17、18世紀のヨーロッパで一世を風靡した。性差を超えて神の領域にまで至った彼らの歌声を聴き、人びとは我を忘れて恍惚となり、ヘンデル、モーツァルトをはじめとした多くの大作曲家たちは無限の霊感をうけた。壮麗無類なまでの栄誉と人気をかちえながらも、今世紀初頭に存在が完全に消滅したカストラートたちの謎の正体とは一体なんだったのか。彼らの栄光と悲惨が、その歴史と生活、そして30名にのぼる列伝を通して、今ここに解明される。

目次

  • 1 カストラートの盛衰
  • 2 カストラートの覇権の理由
  • 3 カストラートの生活と時代
  • 4 劇場の様子
  • 5 カストラート列伝
  • 6 あるカストラートの物語

「BOOKデータベース」 より

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