翻訳の思想
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書誌事項
翻訳の思想
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 1995.10
- タイトル別名
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翻訳の思想 : 「自然」とnature
- タイトル読み
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ホンヤク ノ シソウ
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注記
底本: 「翻訳の思想 : 「自然」とnature」 (平凡社, 1977年7月刊)
内容説明・目次
内容説明
幕末から明治にかけて、西欧文化を受容するために数多くの翻訳語が生みだされた。当時、焦眉の急であった異言語の翻訳をめぐる問題は、とりもなおさず重大な思想上の問題をはらんでいた。たとえば、natureの翻訳語として定着した「自然」は、本当に原語と等しい意味を担いえたのだろうか。その間の意味のずれこそ、日本人の西欧文化に対する「理解」と「誤解」を具体的に指し示しているのではないか。異文化との接触の場所である「翻訳」をめぐる原理的な思考を提示する。
目次
- 第1章 二つの「自然」をめぐる論争
- 第2章 辞書、事典に見る「自然」とnature
- 第3章 翻訳語「自然」が生み出した誤解
- 第4章 「自然主義」の「自然」とは何か
- 第5章 自然科学者における「自然」
- 第6章 丸山真男「自然から作為へ」の「自然」
- 第7章 「天」とnature
「BOOKデータベース」 より