がんばれカミナリ竜 : 進化生物学と去りゆく生きものたち
著者
書誌事項
がんばれカミナリ竜 : 進化生物学と去りゆく生きものたち
早川書房, 1995.10
- 上
- 下
- タイトル別名
-
Bully for brontosaurus : reflections in natural history
- タイトル読み
-
ガンバレ カミナリリュウ : シンカ セイブツガク ト サリユク イキモノタチ
大学図書館所蔵 件 / 全119件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
文献目録: 下巻の巻末
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784152079695
内容説明
進化の歴史は、思いもよらない偶然が連なって作られる。人間の出現もまた、無数の起こりそうもない出来事が重なった結果にすぎない。長い進化の途上でオタマジャクシを胃のなかで育てるようになった、珍しいカエルがこの世から消えた。海王星とその衛星トリトンが並んだ美しい写真の送信を最後に、惑星探査機ボイジャーが太陽系を去った。そしていま、われらがカナミリ竜、この愛すべき名前もまた歴史の偶然によって失われてしまうのか。かれらを消してしまうのは、どのような偶然なのだろうか。カンブリア紀の奇妙な化石動物群をめぐる意欲作『ワンダフル・ライフ』を書いた現代進化生物学の旗手グールドが、偶然に翻弄され進化の小道に姿を消す生きものたちへ、切々と熱いエールを送る、科学エッセーの白眉。
目次
- 第1部 進化における歴史
- 第2部 恐竜マニア
- 第3部 適応
- 第4部 気まぐれな流行と誤った信念
- 第5部 芸術と科学
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784152079701
内容説明
40億年にわたる生物進化の道のりは、驚くほど多様で奇妙な生きものたちを生み出してきた。哺乳類でありながら卵をうむカモノハシ、りっぱな脳をもつハリモグラ、染色体がたった一本しかないアリまでいるとは。だが、進化が生みだした最も奇妙な生きものは、並外れて大きな脳を獲得したヒトだ。知性をもったわれわれは、なぜ恐竜に熱狂し、なぜさまざまな荒唐無稽なアイデアを持ち出してまで自分の起源を知りたがるのだろう。図書館の書庫の引き出しに忘れられていた小さなメモの秘密を探り、癌との闘いの最中にも死亡率の意味を考える。目の前に現われる多様な事象の奥に、グールドは常に自然の本質を見抜こうとしているのだ。驚きと喜びと明快さをモットーとする著者が、自ら最高の出来とよぶ科学エッセー。
目次
- 第6部 オセアニア
- 第7部 知識人の肖像
- 第8部 進化と創造
- 第9部 数と確率
- 第10部 惑星それぞれ
「BOOKデータベース」 より