鷗外歴史小説の研究 : 「歴史其儘」の内実
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鷗外歴史小説の研究 : 「歴史其儘」の内実
(近代文学研究叢刊, 11)
和泉書院, 1996.1
- タイトル読み
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オウガイ レキシ ショウセツ ノ ケンキュウ : レキシ ソノママ ノ ナイジツ
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注: 各章末
内容説明・目次
内容説明
鴎外歴史小説研究の新時代を予感させる激震の書が出た。本書に触れずに今後論が書けるか。「歴史其儘」の内実を抉って、「文芸」として蘇らせた感動の書が出現。
目次
- 「興津弥五右衛門の遺書」への一視角—初稿文の「あとがき」の読みを通して
- 「興津弥五右衛門の遺書」(初稿文)考—ジレンマを綱渡りした鴎外の熱意の底
- 「興津弥五右衛門の遺書」の改稿—弥縫の「整理」の果て
- 「阿部一族」考—図り得ない「自然」と「意地」の相剋、陥穽について
- 「阿部一族」考—柄本又七郎形象の問題検討を通して
- 「阿部一族」補考—佐々木充の「阿部一族」論を読んで
- 「佐橋甚五郎」を語る—「論」を書けない理由の「佐橋甚五郎」観
- 森鴎外作「堺事件」論考—「堺事件」論争の詳細な検討を通して
- ペンが重くて—大岡昇平氏のことを
- 歴史転換時での混乱と傷痕—森鴎外の『堺事件』の作品性と史的命運
- 嘉部嘉隆著『森鴎外—初期文芸評論の論理と方法—』を読んで(抄)
「BOOKデータベース」 より