貴族の徳、商業の精神 : モンテスキューと専制批判の系譜

書誌事項

貴族の徳、商業の精神 : モンテスキューと専制批判の系譜

川出良枝著

東京大学出版会, 1996.7

タイトル別名

Aristocracy and commerce : Montesquieu and the problem of despotism

貴族の徳商業の精神

タイトル読み

キゾク ノ トク ショウギョウ ノ セイシン : モンテスキュー ト センセイ ヒハン ノ ケイフ

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注記

著者の博士論文『貴族の徳、 商業の精神 : モンテスキューとデスポティズム批判の系譜(1699-1748)』(東京大学)に若干の加筆と修正をおこなったもの

文献: 巻末p12-27

内容説明・目次

内容説明

本書は、あえて教科書的な言葉を使うなら「貴族(主義)的リベラリズム」(lib´eralisme aristocratique)と呼ばれる一連の思潮の中に、モンテスキュー(1689—1755)を位置づけるという作業を通して、彼の「自由な国家」論の特質を探求することを主たる目的とする。

目次

  • 序論 問題の所在
  • 第1部 専制権力批判の諸相(政治の再モラル化—フェヌロン;「国民」意識の覚醒—ブーランヴィリエ;メリトクラシーによる新しい位階秩序—アベ・ド・サン=ピエール)
  • 第2部 モンテスキューの「自由な国家」論(三つのデスポティズム批判;イングランドの国制;フランスの君主政;市民の自由)
  • 結論 貴族的精神の所在—ヒエラルヒー秩序から個人主義秩序へ

「BOOKデータベース」 より

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