書誌事項

ウィガン波止場への道

ジョージ・オーウェル著 ; 土屋宏之, 上野勇訳

(ちくま学芸文庫)

筑摩書房, 1996.7

タイトル別名

The road to Wigan pier

ウィガン波止場への道 : イギリスの労働者階級と社会主義運動

タイトル読み

ウィガン ハトバ エノ ミチ

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注記

底本: 「ウィガン波止場への道 : イギリスの労働者階級と社会主義運動」(ありえす書房, 1978年3月刊)

内容説明・目次

内容説明

イングランド北部の炭鉱町ウィガン。1936年、オーウェルがこの労働者の町を訪れたとき、不景気と失業がひろがっていた。炭鉱夫たちと生活をともにしながらオーウェルは、彼らの顔貌を独特な身体感覚のもと丹念に書きとめていく。ここは、中産階級下層の彼の階級意識が決定的に試される場所となった。たとえば、「労働者階級には悪臭がする」。社会主義への支持を表明しながら、越えられない階級間の「ガラスの間仕切り」。彼はこの違和感を、あえて率直に表明する。声高に語られるドグマではなく、人間らしい生活、すでに中産階級からは失われてしまった生活様式への愛が、未来を考えるひとつの指標として提示される。20世紀ルポルタージュの嚆矢。

目次

  • ブルッカー夫妻の下宿屋
  • 炭鉱の奥深く
  • 炭鉱夫の生活実態
  • 住宅状況
  • 失業の本質
  • 失業者の生活実態
  • 工業地帯—北部対南部
  • 階級の対立
  • 階級意識の実態
  • 階級意識—本質と矛盾
  • 社会主義の問題点
  • 私の提案

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN14779593
  • ISBN
    • 4480082816
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    332p
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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