現代児童文学の語るもの
著者
書誌事項
現代児童文学の語るもの
(NHKブックス, 777)
日本放送出版協会, 1996.9
- タイトル読み
-
ゲンダイ ジドウ ブンガク ノ カタル モノ
大学図書館所蔵 全235件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
注記
巻末: 現代児童文学史年表 (14p)
内容説明・目次
内容説明
1950年代末、小川未明らの童話伝統を乗り超え、真に子どものための文学を標傍した児童文学革新の波は、果して何を生みだしたのだろうか。松谷みよ子、佐藤さとるらにより物語性豊かな作品が生み出され、那須正幹、後藤竜二らは、過酷な状況下にある子どもを描き出したが、子どもに与える向日性の文学という軛からの開放は、同時に、児童文学自体のジャンルとしての危機をもたらしている。子どもの世界が大きく様変わりし、大人の文学との境界が曖昧化するなかで、問題群ごとに作品を捉え直し、児童文学革新の40年を問い直す。
目次
- 第1章 『童苑』学徒出陣号をめぐって—現代児童文学の遠いみなもと
- 第2章 ふたつの歌物語、『ビルマの竪琴』と『二十四の瞳』—児童文学の空白期
- 第3章 児童文学革新の時代—「子ども」のほうへ
- 第4章 「箱舟」からの自立—いぬいとみこ『木かげの家の小人たち』(1959年)をめぐって
- 第5章 「箱舟」のなかでむかえる死—那須正幹『ぼくらは海へ』(1980年)からはじめて
- 第6章 「原風景」の考古学について—現実をこえる想像力(1)
- 第7章 「楽園」の喪失について—現実をこえる想像力(2)
- 第8章 児童文学のなかの「戦争」—「戦争児童文学」をこえて
- 第9章 失語の時代に—「理想主義」では語り切れないもの
- 第10章 「児童文学」という概念消滅保険の売り出しについて—ゆらぐ「成長物語」の枠組
「BOOKデータベース」 より