自然主義の勃興期
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自然主義の勃興期
(講談社文芸文庫, [いD12] . { 回想の文学||カイソウ ノ ブンガク . 日本文壇史 / 伊藤整 [著]||ニホン ブンダンシ } ; 11)
講談社, 1996.8
- タイトル読み
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シゼン シュギ ノ ボッコウキ
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注記
参考文献: p232-235
著書目録--伊藤整(曾根博義作成): p249-254
底本: 『日本文壇史11 自然主義の勃興期(新装版)』(1978.11, 講談社刊)
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
西園寺が日本のアカデミー・雨声会を開催した明治四十年、新文学が明確な潮流となった。白鳥「塵埃」、青果「南小泉村」、三重吉「山彦」、虚子「風流懴法」等が出、朝日入社の漱石は「虞美人草」を連載、白秋、露風ら若き詩人達が活躍し始めた。九月、日本自然主義の方向を決定した花袋「蒲団」が発表され、藤村のモデル問題で暮れたこの時、谷崎らの青春もあった。盛衰・新生、文壇の諸相を重層的に捉える伊藤文壇史。
目次
- 第1章(明治四十年、竹越三叉と徳田秋江;西園寺総理を囲む一流文士の集会の計画 ほか)
- 第2章(詩誌「白百合」と「白鳩」;野口米次郎の「あやめ草」 ほか)
- 第3章(山岸荷葉と花袋;花袋と岡田美知代と永代静雄 ほか)
- 第4章(藤村とその友人たち;「芸苑」の再興 ほか)
- 第5章(漱石の「虞美人草」;中村星湖の「少年行」 ほか)
- 第6章(正宗白鳥の「塵埃」;読売新聞社における白鳥 ほか)
- 第7章(独歩社の破産以後;独歩の病状と「暴風」の休載 ほか)
- 第8章(茅野蕭々の結婚;安倍能成と友人たち ほか)
- 第9章(吉利支丹文化の研究熱;与謝野寛ら新詩社一行の九州旅行 ほか)
- 第10章(少年時代の谷崎潤一郎;潤一郎の青春 ほか)
「BOOKデータベース」 より