被差別世界と社会学
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被差別世界と社会学
明石書店, 1996.8
- タイトル読み
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ヒサベツ セカイ ト シャカイガク
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注記
参考文献: p257-259
内容説明・目次
内容説明
本書は、一般的な「社会問題」の内にひそむ複雑な「差別問題」群に格別の関心を寄せ、それら差別諸問題と本質的には「市民科学」であることをやめていない社会学との間の基本的な関係性を問うことからはじめて、社会学のなお一層の創造的な変身を模索する試みを手がけたい。数々の差別問題に特定の社会学的方法を適用して分析するという意味での「差別問題の社会学」の記述をめざすのではなく、差別諸問題に対して「市民科学」としての社会学自体がどう対応してきたのかという点にこだわって検討。
目次
- 1 被差別世界からの社会学の再構築を求めて
- 2 在日韓国・朝鮮人と階層構造
- 3 「民族関係」のエスノグラフィー—在日韓国・朝鮮人社会と日本人社会
- 4 権力と都市下層—寄せ場笹島に関わる行政施策の変容
- 5 非正規雇用の広がりと都市最下層
- 6 部落差別の現状認識のずれと解放の戦略
- 7 婚外子差別から見た家族政策
- 8 障害者、女性、家族—愛とケアの呪縛をこえて
- 9 不平等の再生産と教師—教師文化における差別性をめぐって
「BOOKデータベース」 より