『暗夜行路』を読む : 世界文学としての志賀直哉
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『暗夜行路』を読む : 世界文学としての志賀直哉
新曜社, 1996.8
- タイトル読み
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アンヤ コウロ オ ヨム : セカイ ブンガク トシテノ シガ ナオヤ
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内容説明・目次
内容説明
『暗夜行路』ほど評価の分れる作品もめずらしい。測る基準をどこに置くかで価値が全く変わってしまう。東西の研究者が近代小説という狭い基準にとらわれず、世界文学の視点から大胆に読み直すことで、全く新しい読みの次元を導入する。
目次
- この人を見よ—志賀直哉の『暗夜行路』における自己崇拝
- 志賀直哉におけるファミリー・ロマンス
- もうひとつの成熟
- 『暗夜行路』における女性と自己
- 『暗夜行路』「第一」の基調—性的自我の自然主義的探究
- 『暗夜行路』における子宮の(脱)形而上学
- 反覆の詩学としての『暗夜行路』—ドストエフスキーを視座として
- 世界文学の傑作は近親相姦を扱う—『暗夜行路』の場合
- 実験工房としての『暗夜行路』
- 志賀直哉の「母親たち」
- 志賀文学と植民地—辺境へ行く水商売の女たち
- 大山を描いた二人の作家—ハーンと志賀直哉との関係
- 『暗夜行路』はどのように読まれてきたか
- 北米で『暗夜行路』はどのように読まれてきたか
「BOOKデータベース」 より