書誌事項

太閤秀吉と秀次謀反

小林千草著

(ちくま学芸文庫)

筑摩書房, 1996.10

タイトル読み

タイコウ ヒデヨシ ト ヒデツグ ムホン

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注記

「大かうさまぐんき」私注.

内容説明・目次

内容説明

織田信長に仕え、『信長記』を残した太田牛一。その牛一が晩年、豊臣秀吉についても記録を残そうとした。それが『大かうさまぐんき』である。しかしこれは、秀吉の栄耀栄華の事績ではなく、甥秀次謀反の事件から説き起こされる。後継者に任じられながら、秀頼誕生ののち謀反の廉で処刑された秀次の悲劇—太閤秀吉晩年の汚点。秀次謀反の真偽のほどは?秀次のひととなりは?激動の戦国時代を辛くも生き抜いた老武者・牛一の、内面の苦悩が『大かうさまぐんき』の行間に表われていないか。室町ごころと国語史学・文章心理学からのアプローチによって、秀次の悲劇の真実に迫る。

目次

  • 1 『大かうさまぐんき』の翻刻(本書関連部分)
  • 2 秀次事件を読む—『大かうさまぐんき』私注
  • 3 『大かうさまぐんき』の今後の流れ

「BOOKデータベース」 より

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