女性を弄 (もてあそ) ぶ博物学 : リンネはなぜ乳房にこだわったのか?
著者
書誌事項
女性を弄 (もてあそ) ぶ博物学 : リンネはなぜ乳房にこだわったのか?
工作舎, 1996.10
- タイトル別名
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Nature's body : gender in the making of modern science
女性を弄ぶ博物学 : リンネはなぜ乳房にこだわったのか?
- タイトル読み
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ジョセイ オ モテアソブ ハクブツガク : リンネ ワ ナゼ ニュウボウ ニ コダワッタノカ
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注記
原著 (Beacon Press, 1993) の全訳
参考文献: p251-266
人名索引: p267-270
第2刷(2008.5)の頁数: 277p (訳者追記あり)
内容説明・目次
内容説明
リンネの「哺乳類」(ママリア、字義どおりには乳房類)という新しい分類名は、当時定着しはじめた(乳母ではなく母親自身の)母乳による子育ての流行を色濃く反映していた。革命の象徴でもあった乳房は、いつしか中流家庭内のつつましい良妻の象徴へと後退を迫られてゆく。本書は乳房の形や性器の形状を科学の名の下にうんぬんする博物学者の虚妄と、「自由、平等、友愛」をうたった啓蒙の世紀のジェンダーの罠をあばく。
目次
- 第1章 植物の私生活
- 第2章 なぜ哺乳類は哺乳類と呼ばれるのか?
- 第3章 類人猿の男らしさ、女らしさ
- 第4章 差異の解剖学
- 第5章 ジェンダーと人種の理論
- 第6章 誰が科学をすべきか
- 終章 扱いそこねられた自然の身体
「BOOKデータベース」 より