母胎幻想論 : 日本近代小説の深層

書誌事項

母胎幻想論 : 日本近代小説の深層

中谷克己著

(和泉選書, 105)

和泉書院, 1996.10

タイトル読み

ボタイ ゲンソウロン : ニホン キンダイ ショウセツ ノ シンソウ

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内容説明・目次

内容説明

「夢想空間」を漂泊する文学者たちの夢の内実を、斬新な「読み」で解き明かす。

目次

  • 第1章 「龍潭譚」の世界—泉鏡花の亡母憧憬
  • 第2章 「狐」の世界—永井荷風のアキレス腱
  • 第3章 「秘密」の世界—谷崎潤一郎の「隠れん坊」
  • 第4章 「西班牙犬の家」の世界—佐藤春夫の「夢見心地」
  • 第5章 「観画談」の世界—幸田露伴の癒しの自己像
  • 第6章 「押絵と旅する男」の世界—江戸川乱歩の「現実逃避」
  • 第7章 「猫町」の世界—萩原朔太郎の「現在しないものへの憧憬」
  • 第8章 「へんろう宿」の世界—井伏鱒二の母胎的再生空間
  • 第9章 「幼児狩り」の世界—河野多恵子の偏執的母性

「BOOKデータベース」 より

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