菊と桐 : 高貴なる紋章の世界
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菊と桐 : 高貴なる紋章の世界
東京美術, 1996.11
- タイトル読み
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キク ト キリ : コウキ ナル モンショウ ノ セカイ
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内容説明・目次
内容説明
皇室の紋章、菊と桐はその沿革から見ても、また様式から見ても、極めて複雑な経緯をたどっているのである。そして御紋章の使用についても、類似品の取締りについても、実に多種多様であった。桐紋は菊紋より以前から文様となったもので、古くから宮中で用いられていたのだが、それが一人の菊マニアの上皇の出現によって急に菊紋に切り替わることとなり、正副が逆転したのである。今まで各地の神社、仏閣でいろいろの菊紋や桐紋が使われていたが、これはどうした理由によるのであろうか。戦後、国民の一部では、「日の丸国旗の掲揚」「君が代国歌の斉唱」について厳しい拒否運動が展開され、今日でもその気運はなくなっていない。ところが皇室の御紋章については、トラブルは何も起こらなかったが、それはなぜであろうか。これらの疑問に対して多くの資料や文献を駆使して桐紋から菊紋へ切り替わったいきさつを踏まえながら解き明かしてみたい。
目次
- 第1部 菊の紋章(菊紋の成立;皇室の菊紋;社寺と菊紋 ほか)
- 第2部 桐の紋章(桐の文様;皇室の桐紋;武家の桐紋;桐紋の変遷 ほか)
「BOOKデータベース」 より