海のアジア史 : 諸文明の「世界=経済」
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書誌事項
海のアジア史 : 諸文明の「世界=経済」
藤原書店, 1997.1
- タイトル別名
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海のアジア史 : 諸文明の「世界=経済」
- タイトル読み
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ウミ ノ アジアシ : ショブンメイ ノ セカイ ケイザイ
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注記
参考文献: p262-283
事項索引: p285-290
内容説明・目次
内容説明
アジアといえば、大陸の農耕社会、停滞社会というイメージがこれまで強かった。しかし、アジアの風土には陸の生活ばかりでなく、河川や海洋の生活もある。当然、交易も生活の一部だった。それらすべての社会生活を考察し、アジア史を全体として描きだすためには、ブローデルの「世界=経済」の概念が必要となる。それによって、アジアの諸文明が世界史の全体の動きのなかで、陸のアジアから海のアジアへと展開してきた、その歴史性が明確になるだろう。本書は、このブローデルの視座に立ち、古代オリエントから現代のNIESまでの6000年、地中海から日本海までの17000キロを、一挙に描いた初の試みである。
目次
- 序論 海のアジアへのアプローチ
- 1 東地中海地域とオリエントの諸帝国
- 2 内陸アジアの古代帝国と海上の道
- 3 西アジアの「世界=経済」—イスラム世界の農牧複合
- 4 東アジアの「世界=経済」—中国の胡漢複合
- 5 東アジアが経験した商業革命
- 6 爛熟するイスラム世界の商業革命
- 7 インド亜大陸に波及した商業革命
- 8 「商業の時代」の東南アジア世界
- 9 世界資本主義に周辺化されたアジア
- 10 アジアにおける民族主義の屈折と展開
- 結論 「世界経済」の軸心になった海のアジア
「BOOKデータベース」 より