須賀哲夫著
北大路書房 2007.12
第1章 ひとがらと顔—例示(加藤紘一さんと小泉純一郎さん;菊池寛さんと芥川龍之介さん;松井秀喜選手とイチロー選手);第2章 ひとがらが顔に表現されるわけ(「眼はこころの鏡」というワケ;眼を見て話すこと;用不用の法則 ほか);第3章 タイプ各論(膨張型(膨張+ 縮小− 肉質+);側面縮小型(膨張− 縮小+ 肉質−) ほか)
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[源顕兼撰] .
吉川弘文館 2007.6 新訂増補, オンデマンド版 國史大系 / 黒板勝美編輯, 第18卷
宇治拾遺物語…鎌倉初期には今昔物語集に倣ってできた説話集。作者、成立について詳しいことはわかっていない。十五巻。百九十七話。分類を施されていない。庶民生活を反映した奇譚異事、滑稽譚が多いが、文体は平安文学の文章に近く、今昔物語集に比べると遙かに洗練されているといえよう。芥川龍之介「地獄変」はこれに取材したものである。底本の万治二年絵入刊本を用いる。近時、古本系の本文が調査され、前記流布本系の本文との関係があらためて採り上げられはじめている。古事談…鎌倉初期の説話集。六巻。源顕兼撰と伝えられる。王道后宮・臣節・僧行・勇士・神社仏寺及び亭宅諸道に分類している。文体も仮名混りあり漢文ありで雑然としており ...
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高橋勇夫著
彩流社 2007.12
芥川龍之介からノーマン・メイラーまで。ポストモダンな「軽薄」に抗い、根拠なき時代の、性急なる「根拠」にも抗う、「詭弁」という文学的更生術の系譜。 1 詭弁的精神の系譜(帰属と彷徨—芥川龍之介論;クラッシック荷風—ある詭弁的精神;或る顔の帰還—太宰治『人間失格』論;昭和十年前後「日本主義」形成期素描のためのノート;更生術としての頽廃—保田與重郎と現代);2 アメリカの苦闘(ロビンソン・クルーソーのために—ピンチョン、ベロー、メイラー;正義の挫折—ヴェトナム戦争とアメリカ;言語の再建—アメリカ文学批評の現代的様相);3 文学の難所—現在(文学の難所—村上春樹・柄谷行人・加藤典洋 ...
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芥川龍之介作 ; 百瀬義行絵
講談社 2007.11 新装版 講談社青い鳥文庫, 90-2
... 死後地獄で苦しんでいた。お釈迦様は、昔〓(かん)陀多がくもを助けたのを思い出し、極楽からくもの糸をたらした。それにすがって、〓(かん)陀多は極楽をめざしてのぼっていくが…!?杜子春:仙人のおしえで、2度まで一夜にして都でいちばんの大金持ちになった杜子春は、世の中のむなしさから、仙人になろうとするが!?芥川龍之介の名作11編を収録。小学上級から。
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芥川龍之介著
筑摩書房 2007.11 ちくま日本文学, 002
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小石川文学研究会編
ロングセラーズ [2007.6]
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高口智史著
双文社出版 2007.11
... 間で—志賀直哉「清兵衛と瓢箪」;“貧”への凝視—志賀直哉「小僧の神様」 ほか);3 “歴史”に対峙する語り(“国民の記憶”への抵抗—黒島伝治「渦巻ける烏の群」;“非在”たちの近代—田宮虎彦「足摺岬」 ほか);4 文学史への試み(国家テロと文学運動—「白樺」派の登場・再考;関係の病としての近代—芥川龍之介「羅生門」神話の解体に向けて ほか)
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三苫浩輔著
おうふう 2007.10
物語文学は古伝承を巧みに取り込んでいる。『源氏物語』『伊勢物語』『千羽鶴』『菩提樹』『偸盗』等にみる国津罪の物語と民俗信仰。 第1部 母と子と犯す国津罪の文学(いろと色好みと国津罪の物語;夢の浮橋と千羽鶴にみる非道の関係と罪意識;丹羽文雄菩提樹の国津罪物語を読む;芥川龍之介偸盗の非道の物語;とはずがたりと源氏物語;東ニューギニア戦記の中の或る原住民の話);第2部 源氏物語論稿(光源氏の成長—民俗信仰の視点から;源氏物語に見る物語の繰返しの意味;稲の神と光源氏と狐の話;鬼一口話と女の死と遺留物;末摘花花散里女三宮)
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神川仁著
文芸社 2007.6
国語の教科書には何故『羅生門』が載っているのか?名作に隠された極めて今日的なテーマをあぶり出す論考。 下人はなぜ髪の毛まで奪わなかったのか—芥川竜之介「羅生門」の新解釈(序論;本論(老婆に動揺する下人;老婆をねじ倒す下人;チャンスをのがす下人;老婆の着物しか奪えない下人;復活する老婆、破滅へ向かう下人);結論);漢詩に魅せられて(漢詩との再会;漢詩のルール;漢詩実作;これからの漢詩)
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浅井正彦著
文芸社 2007.8
... 1章 楽読みのすすめ—なにがなんでも楽しく読む;2章 偶数と奇数、赤と黒—黒井千次『気がかり』;3章 3、血潮ほとばしるふすま—夏目漱石『こころ』;4章 鳥のとりこ、嫉妬の構造—夏目漱石『文鳥』;5章 あれかこれか、後悔という病—森鴎外『舞姫』;6章 にきび、空洞、死と再生—芥川龍之介『羅生門』;7章 人間に還る数時間、薄明の再会—中島敦『山月記』;8章 安読みと楽読み—「作者」ぬき「道徳」ぬき;付章 「『紹介文』を書くときのポイント」
仙台文学館編集
仙台文学館 2007.3
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酒井英行著
沖積舎 2007.9
芥川龍之介の多様な作品を通してその作家としての“生”を追求。先行文献への依存を排し、“自分の眼”で虚心に読み解こうとした、芥川に没入した意欲論文集。 第1章 仮面の虚実;第2章 諷刺の紋様;第3章 反転する女性性;第4章 龍之介の光と影;第5章 近代化のアンビバレンス;第6章 女人の光と影;第7章 虚構と現実の間
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芥川龍之介著 ; ジェイ・ルービン編
新潮社 2007.6
芥川龍之介と世界文学 芥川龍之介 : ある知的エリートの滅び 羅生門 藪の中 鼻 竜 蜘蛛の糸 地獄変 尾形了斎覚え書 おぎん 忠義 首が落ちた話 葱 馬の脚 大導寺信輔の半生 文章 子供の病気 点鬼簿 或阿呆の一生 歯車 英語圏の読者を魅了した短篇集。「さびれゆく世界」「刀の下で」「近代悲喜劇」「芥川自身の物語」の四部構成。
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森達也著
集英社 2007.8 集英社新書, 0405B
話題の映画監督・ドキュメンタリー作家の森達也が、誰もが知っている古今東西の十五の物語を、痛快にパロディー化!「桃太郎」を始めとする日本の民話、ギリシャ神話、イソップ、グリム、アンデルセン、さらにはセルバンテス、オスカー・ワイルド、芥川龍之介、浜田廣介といった作家たちの名作に触発された著者の筆は、急速にムラ化しつつある現代社会に、男と女の深遠に、ふてぶてしく、無遠慮に切り込み、その特質と異常性そして切なさを浮き彫りにしていく。毒気たっぷりの風刺精神とユーモアセンスにあふれる、独創的な現代日本論。 王様は裸だと言った子供はその後どうなったか(仮);桃太郎;仮面ライダー ...
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鷲田小彌太著
PHP研究所 2007.8 PHP新書, 474
「昭和」が終わり二十年が経とうとしている。その六十余年の歴史には、目まぐるしい思想変遷があった。戦前‐戦後という大きな断絶、六〇年安保、七〇年大学闘争、オイルショック、ポストモダン、バブル経済…。時代意識の転換はいかに起き、作家や学者たちは、どのような発言をしたのか。三木清、芥川龍之介、柳田国男から丸山真男、吉本隆明、浅田彰まで、彼らの功罪を含めて果敢に批評。さらに、江戸川乱歩、司馬遼太郎、長谷川慶太郎らが登場するのも斬新である。豊饒な昭和思想史を総括した記念碑的労作。 前篇 戦前篇(断絶と革新—解体期の意識;対立と多様—初発の熱意;同一と差異—思想の敗北的諸形態 ...
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集英社文庫編集部編
集英社 2007.6 集英社文庫, [特-4-9]
作家の人って、どんな本を読んで作家になったのだろう。芥川龍之介は、宮沢賢治は、あの人の人生をどのように変えたのだろう。作家になった今、『ふしぎの国のアリス』を、『車輪の下』を、あの人はどんなふうに読むのだろう。作家24人が読者として真剣に名作に向き合った鑑賞集。 「地獄変」芥川龍之介—トレーニング(北方謙三);「河童」芥川龍之介—哀しみの河童(夢枕獏);「野菊の墓」伊藤左千夫—隠れ野菊はいまもいる(久世光彦);「伊豆の踊子」川端康成—恋の垣根(橋本治);「女たちへのいたみうた金子光晴詩集」金子光晴—男たちへのいたみうた(小池真理子);「ふしぎの国のアリス」キ ...
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小野崎敏著
新樹社 2007.7
芥川龍之介が見た、漱石が書いた。日本の「鉱都」をめぐる29の物語。 第1章 古河市兵衛をめぐる人々(陸奥宗光・渋沢栄一との出会い;田中正造の足尾巡視写真の発見 ほか);第2章 文人たちの足尾(滝沢馬琴・雲井龍雄の足尾庚申山;漱石、芥川龍之介、伊藤左千夫、長塚節、山本有三 ほか);第3章 本の道草(吾妻健三郎と和田英が目撃したもの;足尾の栃の木と高村光雲 ほか);第4章 写真師・一徳のこと(明治期「産業写真」の発掘;足尾銅山御用写真師・小野崎一徳 ほか)
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天満ふさこ著
芥川龍之介には三人の息子がいた。長男・比呂志は俳優として、三男・也寸志は作曲家として名高い。だが次男の多加志は…おそらくほとんどの人が知らない。三兄弟の真ん中に生まれた多加志は、幼い頃身体が丈夫ではなく、内気な面もあった。そんな彼が、秘めた決意と共に加わった同人誌が「星座」である。詩や翻訳、小説を発表すると共に、装幀や挿画なども手がけ、短いながらも才能の片鱗を煌めかせた日々であった。しかし、運命は、終戦間際、二十一歳の彼を一兵卒として、激戦の地ビルマへと送る。多加志がヤメセンの戦いに散ったその日、田端の芥川家も空襲で全焼した…。戦後六十年、多加志が名付け親である幻の肉筆同人誌「星座」の行方を求め ...
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Ganderska Katarzyna [著]
Ganderska Katarzyna 2007.3
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猪瀬直樹著
朝日新聞社 2007.6 朝日新書, 048
太宰治は芥川龍之介の写真をカッコイイと思った。文章だけでなく見た目も真似た。投稿少年だった川端康成、大宅壮一。文豪夏目漱石の機転、菊池寛の才覚。自己演出の極限を目指した三島由紀夫、その壮絶な死の真実とは…。 第1章 投稿という新しいネットワーク;第2章 スキャンダルとメディア;第3章 サラリーマンとフリーランサー;第4章 一発屋の登場と「文藝春秋」の創刊;第5章 文学青年二万人と市場の拡大;第6章 イメージリーダーの交代;第7章 事件を起こす、素材を集める;第8章 センセーショナルな死;第9章 自己演出の極限を目指す
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