浦西和彦編
中央公論新社 2018.3 中公文庫, [う-30-3]
胃痛に苦しみながらも、油っこい料理を好んだ漱石、煎餅に柿十個、うどん八杯を一度に食べた「食欲の鬼」子規、泉鏡花邸で供される極上のほうじ茶、お汁粉を愛した芥川龍之介…。作品からはうかがい知れない食いしん坊文子たちの生身の食欲を、家族、友人、弟子たちが愛惜を込めて綴る。食の雑誌から丹念に収集した二十七のエッセイ。 父の食膳(森於菟);子規と漱石と(夏目伸六);食いしんぼう“子規”(和田茂樹);父の好物(夏目伸六);一匙の葡萄酒(夏目伸六);祖父・漱石の食卓(半藤末利子);蝦の天麩羅(夏目伸六);豊隆さんと岩波さん(夏目伸六);父・小波の食べもの(巖谷大四);食い ...
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KADOKAWA 2018.3 角川ビーンズ文庫, BB96-5 . 文豪ストレイドッグス / 文豪ストレイドッグスDA製作委員会作 ; 岩畑ヒロ著||ブンゴウ ストレイ ドッグス
その「霧」のなかでは、異能力者が自らの力を使い命を絶つという—。不可解な事件への関与が疑われる謎の異能力者・澁澤龍彦の確保に動く武装探偵社。泉鏡花と共に澁澤のもとへ向かう中島敦が、敵対する芥川龍之介から聞かされた驚きの真実とは?ヨコハマに血嵐が吹き荒れた「龍頭抗争」から6年。澁澤、魔人・フョードル、そして姿を消した太宰治…過去の因縁が紡ぐ事件の行方は—。劇場版アニメを完全ノベライズ!
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中島敦著 ; 矢川澄子編 . 神西清著 ; 池内紀編 . 石川淳著 ; 池内紀編 . 芥川龍之介著 ; 橋本治編 . 森鷗外著 ; 須永朝彦編
国書刊行会 2018.3 新編日本幻想文学集成 / [池内紀ほか編纂], 9
... 」。妖術により不老不死となった芸妓の綺譚「喜寿童女」。巧緻な文体で純なる魂の美をえがくキリシタン物「きりしとほろ上人伝」。怪談会を舞台にした「百物語」。他全63編。 中島敦(狐憑;木乃伊 ほか);神西清(夜の鳥;ハビアン説法 ほか);石川淳(瓜喰ひの僧正;山桜 ほか);芥川龍之介(葬儀記;田端日記 ほか);森鴎外(蛇;流行 ほか)
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猪野謙二編
岩波書店 2018.2 定本漱石全集 / 夏目金之助著, 別巻
正岡子規、寺田寅彦、小宮豊隆、岡本一平、津田青楓、鈴木三重吉、中勘助、芥川龍之介、野上弥生子、泉鏡花、そして妻、子どもたち、直接に知る人びとが語るそれぞれの漱石。 『墨汁一滴』より(正岡子規);漱石と子規(赤木格堂);漱石と自分(狩野亨吉);予備門時代の漱石(太田達人);意地張で親切 坊主になる勧告(中村是公);夏目君と僕と僕の家(斎藤阿具);漱石の思ひ出(松本文三郎);学生時代の夏目君(大塚保治);夏目君の書簡(菅虎雄);熊本時代の漱石と米山天然居士(長谷川貞一郎)〔ほか〕
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池内紀, 松本典久編
東京書籍 2018.2
... 乗るたのしみ(過ぎゆくもの—SL挽歌(谷川俊太郎);房総鼻眼鏡—房総阿房列車(内田百〓(けん)) ほか);2 鉄道に生きる(急行列車(室生犀星);指導物語—或る国鉄機関士の述懐(上田廣) ほか);3 鉄道でみつけたもの(晩夏(木下夕爾);みなかみ紀行(若山牧水) ほか);4 旅と人生(帰郷(萩原朔太郎);蜜柑(芥川龍之介) ほか)
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『越境する中国文学』編集委員会編
東方書店 2018.2
周作人とエフタリオーティス : 背景としてのテオクリトス牧歌とギリシア神話 「意境」と「越境」 : 「いかに書くか」をめぐる魯迅と聞一多 李叔同の出家と断食 芥川龍之介「支那趣味」の変容と解消 : 「妓女」の描き方から考察する ある魯迅翻訳者の生涯 : 日本最初期の魯迅翻訳者鎌田政国について 瞿秋白『多余的話』について : 「語り」と「時間」についての試論 中華人民共和国建国前後の茅盾 近代中国におけるマスツーリズムの黎明 : 倹徳儲蓄会を中心として 民国期の「文学青年」イメージをめぐって : 郁達夫と沈従文を中心に 日台比較文学研究による帝国・植民地一九三〇年代の記憶の調査 : 梶井基次郎を中心に ...
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千葉俊二著
勉誠出版 2018.1
... た法則を探ろうと苦闘した。小説のなかに働く力学と、20世紀後半に確立したカオス、フラクタル、セルオートマトンといった複雑系の科学。芥川龍之介、谷崎潤一郎、村上春樹といった作家たちの文学と科学とをつなぐ、物語生成の法則を考察する。 相似・アナロジー・フラクタル;第1部 カオス・フラクタル・アナロジー(物語の自己組織化—村上春樹『風の歌を聴け』;なぜ飛行機は「僕」の頭の上を通ったのか—芥川龍之介『歯車』;震災・カンディード・芥川龍之介;芥川龍之介と谷崎潤一郎—小説の筋論争をめぐって);第2部 近代文学のなかの科学(近代小説の力学的構造—夏目漱石『それから』;語り手の「居所立 ...
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馬上駿兵著
新典社 2018.1 新典社新書, 74
... の仕方…。普段なら気にも留めずに読み飛ばしてしまうような些細な言葉をじっくり見て行くと、名場面を今までよりもっと深く味わえる。他にも芥川龍之介・司馬遼太郎・吉村昭など。重箱の隅をつつく読み方の奨め。 大根の月—向田邦子『思い出トランプ』より(昼の月;旧暦と月 ほか);淋しい気がされた—志賀直哉『暗夜行路』より(淋しい気がされた;思いうかべられた ほか);男の癖に…—夏目漱石『道草』より(会話の引用;男の癖に… ほか);私・僕・己—芥川龍之介『猿』より(語り手の呼び方;「私」と「僕」 ほか)
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永井和子著
笠間書院 2018.1
... 心内語論 : 心情表現の深化 山里の女としての中の君 寝覚物語の時間 : 物語内部における「昔」の形成 中の君 : 非現実と現実とのあいだ 夜の寝覚の恋 : 女主人公は何を恋うたか 夜の寝覚の研究状況 : 未知の物語として 女主人公という選択 : 強い中の君の出発 「鼻」を茹でる : 今昔物語と芥川龍之介 六条斎院物語歌合 : 物語と作者の関係 物語作品と作者 : 「作者不明」についての覚え書き 「紅梅文庫」覚え書き : 目録を中心に 鈴木一雄校注新潮日本古典集成『狭衣物語』上・下 須山名保子編著『和泉式部集(正続)用語修辞総索引』 小嶋菜温子編『王朝の性と身体 : 逸脱する物語』 秋山虔編『王朝語辞典』 ...
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庄野雄治編
mille books , サンクチュアリ・パブリッシング (発売) 2017.10
... 立春の卵(中谷宇吉郎);大阪の可能性(織田作之助);陰翳礼讃(谷崎潤一郎);変な音(夏目漱石);恋と神様(江戸川乱歩);余が言文一致の由来(二葉亭四迷);日本の小僧(三遊亭円朝);柿の実(林芙美子);亡弟(中原中也);佐竹の原へ大仏を拵えたはなし(高村光雲)大仏の末路のあわれなはなし(高村光雲);ピアノ(芥川龍之介);人の首(高村光太郎);好き友(佐藤春夫);子猫(寺田寅彦);太陽の言葉(島崎藤村);不良少年とキリスト(坂口安吾)
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名古屋大学大学院国際言語文化研究科プロジェクト日韓学術交流会編
名古屋大学大学院国際言語文化研究科プロジェクト日韓学術交流会 2017.2
第3号
... 日本語学習者による言語行動における「丁寧さ」と「非丁寧さ」 多義語「見直す」の意味分析 表現類型に関する一考察 日本語のノダッタに対応する韓国語形式について 文化系 近世釜山倭館の朝鮮語通詞 女性の帯幅の変化 おふみの選択 韓・日・中の〈蝉〉の詩について 題詞「羈旅」考 素材としての頭髪 典拠作品から考える芥川龍之介の「鼻」
太宰治, 芥川龍之介原作 ; 楠章子文 ; 脚次郎絵
学研プラス 2017.7 10歳までに読みたい日本名作, 3
... 杜子春 悪い王をゆるせなかったメロスは、はむかったため、処刑されることに。しかし、妹の結婚式のため、三日間だけ時間をもらいます。親友を身代わりにし、メロスは走りだす…(「走れメロス」より)。地獄におちた大どろぼうが、極楽へとのがれようとする、「くもの糸」。ほか「杜子春」など、太宰治・芥川龍之介の代表作を収録!カラーイラストいっぱい!お話図解「物語ナビ」つき!
пособие подготовила, Елена Денисова
ВКН 2017 Метод обучающего чтения Ильи Франка
篠原誠司, 平塚泰三, 菊井崇史編
足利市立美術館 , 美術館連絡協議会 , 書肆子午線 (発売) 2017.11
1 詩集の彼方へ(黄金詩篇;草書で書かれた、川 ほか);2 写真を旅する(モノクロ写真;カラー写真 ほか);3 響かせる手(『根源乃手/根源乃(亡露ノ)手、…』;吉本隆明/西脇順三郎/瀧口修造/芥川龍之介/南方熊楠/萩原朔太郎/石川啄木/川端康成/川合小梅/松尾芭蕉/与謝蕪村/浦上玉堂/良寛 ほか);テキスト 論考・エッセイ・座談会(鶴岡真弓 「螺旋歌」の「生命循環」—『ケルト渦巻文庫』から『イェイツのガイヤー』へ;今福龍太 罫の訪ひ ほか)
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仁平道明著
武蔵野書院 2017.12
... STUDIOの剥ぎ取られた絵;夏目漱石における朝鮮—朝鮮人モ居ル是モスキダ;「坊っちゃん」の家族愛;「吾輩は猫である」と「坊っちゃん」—「落雲館事件」と「咄喊事件」をめぐって ほか);第2部 芥川龍之介論考(芥川龍之介「野呂松人形」の創作方法—体験の虚構;「芋粥」の構図;芥川龍之介の“仮構の生”—その創作の機構;芥川龍之介と『禅林句集』—「百草」「夜来花」「愁人」「空中花」;やさしい偸盗たち—芥川龍之介における“救済”と“ゆるし” ほか)
Available at 63 libraries
小谷瑛輔著
ひつじ書房 2017.12 ひつじ研究叢書, 文学編 ; 第10巻
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西原千博著
蒼丘書林 2017.11
第1章 芥川龍之介の初期作品に関する一考察—“過剰なもの”という呪縛;第2章 『ひょっとこ』試解—“対照”の呪縛;第3章 『羅生門』試解—「作者」の呪縛、あるいは呪縛からの逃走;第4章 『或日の大石内蔵之助』試解—話者の呪縛;第5章 『地獄変』試解—「見る」という呪縛;第6章 『奉教人の死』試解—呪縛としての「刹那の感動」;第7章 『杜子春』試解—呪縛された父親、あるいは父と息子の物語;第8章 『秋山図』試解—画は言葉の呪縛を超えられるのか;第9章 『藪の中』試解—真相という呪縛、あるいは言葉による呪縛;第10章 『玄鶴山房』試解—“内”と“外”との対照、あるいは“内”の呪縛
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早川孝太郎著
KADOKAWA 2017.11 改版 角川文庫, 20662
九十貫を超える巨猪を撃った狩人の話。仕留めた親鹿をかつぐ後から子鹿がついてきた話。村で起きる怪しい出来事はいつも狸の仕業とされた話…。奥三河・横山で見聞・古老から聴き溜めた猪・鹿・狸の逸話が縦横に語られる。芥川龍之介・島崎藤村も絶賛した文学性の高い文章は、伝説や昔話も織り交ぜて独自の伝承世界を形づくっている。暮らしの表情を鮮やかにすくい取る感性と直観力から生まれた、民俗学の古典的名著。 猪(狩人を尋ねて;子猪を負うた狩人;猪の禍 ほか);鹿(淵に逃げこんだ鹿;鹿の跡を尋ねて;引鹿の群 ほか);狸(狸の怪;狸の死真似;狸の穴 ほか);鳥の話 附録
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[松田奈緒子ほか著]
河出書房新社 2017.11 KAWADE夢ムック , 文藝, 別冊
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塚本哲三著
論創社 2017.11
戦前の受験参考書ロングセラーの復刊。本書の底本は旧制高校(帝国大学の予備段階)「現代文」入試の実際の出題文(夏目漱石・芥川龍之介・幸田露伴など)三七〇問とその模範解答を収めたものである。奥付(昭和十六年)には第二三六版とある。 總説篇;摘解篇;大意篇;要旨篇;解説篇;鑑賞篇
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