高浜虚子著 ; 岸本尚毅編
岩波書店 2024.4 岩波文庫, 緑(31)-028-11
... 青壮年期の軌跡を語った菁柿堂版。子規や漱石などとの交遊、能楽、故郷、晩年の心境などを綴った朝日新聞社版。その二つを一巻にまとめた。「写生文」で磨き上げた、語り掛けるような文章は、俳句の巨匠の素顔を伝える。 西の下;松山;京都;仙台;文芸に遊ぶ;「ホトトギス」発行;子規の死;文章;鎌倉;十一年間;九年間;その後の十六年間;小諸(菁柿堂版);宝文会員来襲;国民文学欄;丸ノ内ビルディング;祖先祭;椿の苗木;「高浜虚子」;無学〔ほか〕
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島村幸一著
文学通信 2024.2
... 排列を『琉球国由来記』「各処祭祀」の記載から考える 第十三「船ゑとのおもろ御双紙」の排列 「色々のおもろ御双紙」第九・第十二・第十四の排列 「久米島オモロ」論に向けて : 世礼国男「首里ゑとおもろ双紙抹消論」の検討 琉球王府の雨乞い儀礼 : 商家文書『雨乞日記』『雨乞御代参日記』と雨乞いのオモロ 『古事集』(鎌倉芳太郎資料)の叙述 : 『琉球国由来記』と『琉球国旧記』にふれながら 『球陽』の叙述 : 「順治康煕王命書文」(『古事集』)から 宮古島の士族「忠導氏仲宗根家」の家譜叙述 : 「八重山征伐」をめぐる「悲劇」譚と「征服」譚 『倭文麻環 (しずのおだまき)』に記された二つの「琉球」記事 『周藺両姓記事』 ...
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成美堂出版 2024.5 SEIBIDO MOOK
2025
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鈴木理生著
筑摩書房 2024.4 ちくま学芸文庫, [ス5-4]
東京の“原形”はどのようなものであったのだろうか。本書はまず、日本列島という「く」の字形の島国におかれた東京の地理的位置と、大型河川=利根川水系の谷間にひろがった関東平野という自然環境上の原風景に着眼する。そこからいかに、運河都市・江戸へと発達していくのか。鎌倉時代以前から東京湾地域に活動したひとびと、江戸城と江戸の町の建設プロセス、その途上で消えた「江戸前島」など、水辺を中心に据えて読み解いていく。東京史・江戸史の大家が史料と博識とを存分に注ぎ、川と海の役割を追う一冊。地図多数。 1 日本列島のなかの東京;2 東京湾と利根川水系―環東京湾地域の原形;3 東京の四つの水系 ...
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中原広著
産経新聞出版 2024.4
... ンは何故勝てなくなったのか;趙括の登用と失敗―恵文王はなぜ周囲の諌止を聞かずに趙括を登用したのか;慧眼の士、朝倉宗滴―巧者の大将と申すは、一度「大事の後」に合いたるを申すべく候;カエサルの名言―およそ人は自分の望みを勝手に信じてしまう;蒙古襲来絵詞にみるアニマル・スピリッツ―恩賞へのあくなき意欲が鎌倉武士の勇敢さを生んだ;初瀬八島の例あり―過去の成功体験に幻惑されて喪失した虎の子の戦艦;逆艪論争―意見具申をする側の配慮、受ける側の器量;アイゼンハワーの人間力―平凡な男アイクはいかにして偉大なリーダーに大成したか;日本の決断は「空気」によってなされる―「空気」に克って論理と知性で決断するにはどうすればいいのか ...
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ぴあ 2024.5 ぴあMOOK
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中田眞由美編著
三輪書店 2024.4
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山本隆志著
ミネルヴァ書房 2024.4 ミネルヴァ日本評伝選
合議と強制の執権政治。若き時頼の苦闘と安らぎ。 第1章 京に生まれ鎌倉に育つ;第2章 兄・経時の執権政治;第3章 不穏と不安の鎌倉政界;第4章 宝治合戦の勝者と敗者;第5章 時頼がつくる鎌倉;第6章 公儀の幕府へ;第7章 最明寺入道の世界;第8章 時頼の死去と伝説の発生
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桃崎有一郎著
筑摩書房 2024.4 ちくま新書, 1785
... 環境;第6章 “強い受領”の確立と摂関政治;第7章 源氏の凶暴化を促す藤原保昌一家;第8章 平氏を従える源氏―男系の棟梁と女系の家人;第9章 源氏の支配権の達成と秀郷流・利仁流藤原氏の編成;第10章 「源平」並立体制へ―源氏の内紛と平氏の台頭;第11章 平氏政権の達成と「源平」並立の空洞化;終章 鎌倉幕府という平氏政権―北条家の勝ち残り方
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重田みち編
臨川書店 2024.3
平安京の中軸線と南望天闕の伝統について 『古今著聞集』が語る「儒教と日本」 鎌倉時代における泉涌寺流の喫茶・茶礼・供茶のひろがり : 宋式の寺院生活と儀礼実践の視点から 茶道家元制度の近代的展開 大阪壺井八幡宮八幡神及諸神坐像にみる神仏関係 『沙石集』和歌陀羅尼説とその背景 明治の儒教的伝統と二つの国民観 : 井上毅と中江兆民に注目して 龍門石窟への視線と中国文物をめぐる営為 : 「日本上代美術」基準の文物観から遺跡調査・現地保存へ 1937年パリ万博日本館における「日本の伝統」 日本美術の向こう側 : 中国文化圏のなかの日本美術 雅整体運動の展開と文人花 : 辻井弘洲の構想を中心に ...
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国語語彙史研究会編
和泉書院 2024.3
43
音声の文字化をめぐって 大槻玄沢『重訂解体新書』の訳語作成方法 幕末開国時の条約・古文書に見える漢語「緩優」について アカトキ(暁)考 ナゴ〈和〉・ニコ〈和〉 鎌倉時代口語における助動詞リ 月は青いか 談話の場の新規開始をめぐって 古本節用集言語進退門所収語彙の典拠と位相 説明的文章における段落と同一語句 「おネエことば」という語に関する一考 土佐方言のノ・ガ、準体助詞ガ、推量ロー、理由キニ類の方言史的研究 『波留麻和解』諸本における出典記号(圏符)の種類とその分布 アルバレス『ラテン文典』のポルトガル語傾斜と、日本イエズス会文法への反映 「大切・御大切」再考
内藤政武著
えにし書房 2024.3
学習院名誉院長、譜代大名挙母藩(豊田市)内藤家第15代当主である著者が、内藤氏の足跡を追った実記。平安時代に現れ、鎌倉・南北朝・室町・戦国の歴史に名を残し、江戸幕府を支えた譜代大名、旗本、幕臣や大名家家臣たちの歴史・系譜を長年にわたり徹底的に発掘した労作。600人以上を収載。 内藤氏の歴史(内藤氏の出自;中世の内藤氏;三河の内藤氏;江戸時代の内藤家;内藤家の近代;内藤家の「家」と文化);資料編(内藤氏系図;史書に見る中世の内藤氏;江戸藩邸・旗本屋敷;大名内藤家の藩校;内藤義概家訓;延岡内藤家家範;内藤家の墓所;大名内藤家の家紋;内藤各家歴代当主履歴;内藤一族 ...
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松尾剛次著
法藏館 2024.1 法蔵館文庫, [ま1-1]
... 文字通り「人ではない」とみなされ、身分外の存在であった“非人”を“人間”として位置づけ、独自の論理でもって救済の手を差しのべた叡尊・忍性が率いる叡尊教団。中世非人身分成立における叡尊教団による非人救済活動と統轄の実態およびその意義を、中世都市の代表といえる鎌倉と奈良を舞台に読み解く。 第1部 武家の都・鎌倉(都市鎌倉の構造;都市鎌倉と鶴岡八幡宮;都市鎌倉と仏教);第2部 寺社の都・奈良と中世非人(中世都市奈良の四境に建つ律寺;中世の非人とは何か;非人統轄―非人はどのように管理されたか)
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岡部隆志編
皓星社 2024.4
うたい続けられる「哭き歌」 戦争と歌の力 記憶と感情の錯綜 「忘れる」ことに抗する情 何故「悲しむ」のか 戦争と短歌 心情語論 「恋」は抗する ローカリティ短歌論 「歌の翼」に想う 『中原中也の鎌倉』を読みながら 中田實の短歌的身体 切実な「ふり」 歌はアンヴィヴァレンツ 失われたもの、決して手にはいらないもの 「海語らず山も語らざる禍事」の語り部 窪田政男短歌の魅力 「生きて在る」ことへの旅 何故「自然」を詠むのか うしろめたさとユーモアと 重信房子の「実存」と抒情 時代を撃つ抒情 文学の無用性と有用性 「自己否定」の果て 「弱さ」と「強さ」 「天罰的思考」に抗する
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本郷和人, 島田裕巳 [著]
祥伝社 2024.4 祥伝社新書, 698
... る。「鎌倉仏教とは近代が生み出した幻想である」。宗教学者の島田裕巳は言う。日本中世史学者の本郷和人は、その主張に驚き、「宗派の枠を外して考える」ことに興奮する。やがて対談は白熱、定説や常識が次々と覆されていく。法然は『選択本願念仏集』を書いていない!?『歎異抄』は親鸞の言葉ではない!?踊念仏は興行!?栄西は「ヨウサイ」と読む!?葬式を発明したのは曹洞宗!?日蓮の予言・奇跡はどこまで真実か!?などなど。日本史の画期である鎌倉時代、その時代に生まれた鎌倉仏教を、これまでとは異なる視点で読み解くことで、日本史がより広がりをもって迫ってくる。 はじめに 日本史における鎌倉仏教;序章 ...
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平雅行著
塙書房 2024.3
鎌倉仏教研究の課題と総括的検討 幕府勤仕僧と鎌倉幕府 鎌倉時代の国家構造について 北条氏の仏教界進出 醍醐寺蓮蔵院親雅と報恩院隆舜 鎌倉における顕密仏教の展開と鎌倉幕府 鎌倉幕府の延暦寺政策 青蓮院の門跡相論と鎌倉幕府 後醍醐中宮御産祈禱について 序章 鎌倉仏教研究の課題と総括的検討;第1章 幕府勤仕僧と鎌倉幕府;第2章 鎌倉時代の国家構造について;第3章 北条氏の仏教界進出;第4章 鎌倉における顕密仏教の展開と鎌倉幕府;第5章 鎌倉幕府の延暦寺政策;第6章 青蓮院の門跡相論と鎌倉幕府;第7章 後醍醐中宮御産祈禱について―呪詛否定論の批判
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横山住雄著
戎光祥出版 2024.4 中世武士選書, 50
謎多き清和源氏の名門。中世を通じて国司・守護として美濃に根を張り、室町幕府の重鎮として美濃・尾張・伊勢3ヶ国を領した名族の通史を活写。 第1部 源氏の名門・土岐氏の興亡(平安・鎌倉時代の土岐氏と美濃;守護土岐氏の発展;土岐西池田家の時代;戦国時代、動揺する土岐氏権力;斎藤道三との抗争と中世土岐氏の終焉);第2部 土岐氏の歴史を掘り下げる(土岐長山頼元の新出史料について;中世前期の久々利東禅寺について;「可児郡寺院明細帳」に見える久々利円明寺の由緒;土岐久々利史の史料追加;土岐氏妻木町崇禅寺調査行記録;土岐明智氏と妻木氏の系譜補正(上);土岐明智氏と妻木氏の系譜補正(下) ...
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三上延 [著]
KADOKAWA 2024.3 メディアワークス文庫, 0969 . ビブリア古書堂の事件手帖 || ビブリア コショドウ ノ ジケン テチョウ ; 4
三つの時代をまたぎ紐解く鎌倉文庫の謎。まだ梅雨の始まらない五月の終わりの鎌倉駅。よく似た顔立ちだが世代の異なる三人の女性が一堂に会した。戦中、鎌倉の文士達が立ち上げた貸本屋「鎌倉文庫」。千冊あったといわれる貸出本も発見されたのはわずか数冊。では残りはどこへ―夏目漱石の初版本も含まれているというその行方を捜す依頼は、昭和から始まり、平成、令和のビブリア古書堂の娘たちに受け継がれていく。十七歳の「本の虫」三者三様の古書に纏わる物語と、時を超えて紐解かれる人の想い。
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今井雅晴著
自照社 2024.2 帰京後の親鸞 : 明日にともしびを, 9
... 一遍は架空の人物か;写本「親鸞書状」五点の検討視点);2 親鸞八十二歳までの善鸞(善鸞の誕生とその母;親鸞越後へ流刑後の善鸞;親鸞帰京後の善鸞);3 善鸞の息子如信(如信の誕生と聖覚の没;如信、親鸞から学ぶ);4 建長五年・六年の関東(親鸞八十一歳・八十二歳)(善鸞異義事件の社会;建長五年の朝廷と鎌倉幕府;建長六年の鎌倉幕府);5 善鸞異義事件に関する史料検討(伝親鸞書状写本「年未詳九月二日付慈信坊(善鸞)宛て返信」;伝親鸞書状写本「年未詳十一月九日付慈信坊(善鸞)宛て返信」 ほか)
地人館編著
朝日新聞出版 [2024.3] 朝日年表シリーズ
... 「合戦・争乱」を時系列で読み解くことで、争いの変遷がひと目でわかります。深掘り年表では日本史史上、重要な62の「合戦・争乱」をピックアップ。その合戦や争乱が起こった「いきさつ」「経過」「結果」という3つの視点で紹介します。 第1章 弥生から奈良時代;第2章 平安時代;第3章 鎌倉時代;第4章 室町時代;第5章 戦国時代;第6章 安土桃山時代;第7章 江戸時代;第8章 近現代