二十周年記念委員会・記念誌編集担当編
東京大学鎌倉淡青会 2023.6
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高橋秀樹著 ; 日本歴史学会編集
吉川弘文館 2023.10 人物叢書 / 日本歴史学会編集, [通巻321]
鎌倉時代前期の有力御家人。父義澄と平家追討や奥州合戦を転戦。家督を継ぐと鎌倉での政争や将軍実朝暗殺、承久の乱を北条氏と共に乗り越える。北条義時・政子の死後、執権泰時と協調して新体制を支え、朝幕関係の要として朝廷や貴族からも頼りにされた。『吾妻鏡』などに史料批判を加え、文化財や三浦半島の史蹟に触れつつ、義村の実像に迫る。 第1 義村の誕生;第2 若き日の義村;第3 宿老への道;第4 義村の八難六奇;第5 最期の輝き;第6 義村の妻子と所領・邸宅・所職、関係文化財
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長谷川宏 [著]
講談社 2023.10 講談社学術文庫, [2786]
下
平安末期、滅びゆく貴族の輝きが生んだ『新古今和歌集』。鎌倉に誕生した武家政権の意識を御成敗式目に探り、一四世紀に起きた観阿弥・世阿弥父子による演劇史上の画期の美学を問う。江戸末期の悪の連鎖と虚無感の先に鶴屋南北は何を見たのか?文化として迸る人びとの精神のありようを、冴えわたる筆致で描き出す。豊穣なる五千年の旅の到達点へ! 『新古今和歌集』と『愚管抄』―乱世を生きる貴族の誇り;『平家物語』―戦乱と滅びの文学;御成敗式目―新興武士の合理性;「一遍聖絵」と「蒙古襲来絵詞」―遊行と死と戦闘;『徒然草』―内省と明察と無常観;『神皇正統記』―敗北の書のリアリズム;能と狂言―幽玄と笑い ...
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講談社 2023.10 講談社学術文庫, [2785]
上
三内丸山遺跡に立つ一五メートルの六本柱から、思索の旅路は始まる。土器、銅鐸、仏像、物語、建築、絵巻、庭園など、あらゆる文化領域を渉猟し、精神の連続と変化を丹念に読み解く。縄文時代から江戸末期まで、美術・思想・文学に現れた精神のありさまを一望のもとにとらえた畢生の大作!上巻は縄文時代から鎌倉新仏教の誕生までを流麗な文体で描く。 三内丸山遺跡―巨大さに向かう共同意識;火炎土器と土偶―土にこめられた美と祈り;銅鐸―弥生人の共同性;古墳―国王の威信;仏教の受容―霊信仰と仏像崇拝;『古事記』―その文学性と思想性;写経―漢字を尊ぶ;『万葉集』―多様な主題、多様な表現;阿 ...
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河合敦著
朝日新聞出版 2023.10 朝日新書, 927
鎌倉・室町・江戸幕府の特色を具体的に比較検討し、一冊にまとめて論じた書籍は極めて珍しい。三大幕府の組織・制度・法律を具体的エピソードで徹底紹介する。ドラマ・映画・小説・漫画などをさらに楽しむための必読書だ。 第1部 鎌倉幕府―鎌倉殿と東国武士団が御恩と奉公で結ばれた史上初の武家政権(「鎌倉幕府の成立」;「鎌倉幕府のしくみ」;「執権政治」;「得宗専制政治」);第2部 室町幕府―南北朝を統一し武家政権を強化するが、全国統治の意識は低かった(「室町幕府の成立」;「室町幕府のしくみと外交」;「将軍独裁と応仁の乱」;「分裂する幕府と戦国時代」);第3部 江戸幕府―史上 ...
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「刀剣ファン」編集部著
天夢人 , 山と溪谷社 (発売) 2023.10 刀剣fan books, special
平安時代中・後期〜大正時代まで匠たちの一千有余年を鳥瞰! 刀剣・刀工在世年表(平安時代の刀工―作刀中心地は大和・山城・備前・伯耆・九州諸国;鎌倉時代の刀工―異流派の切磋琢磨で日本刀黄金時代が出来した;室町時代の刀工―世情の混乱によって塗り替えられた“刀剣地図”;安土桃山時代の刀工―「古刀」から「新刀」へと移り変わる重要な過渡期;江戸時代の刀工―江戸後期、不世出の天才たちが新々刀の時代を拓く;明治・大正時代の刀工―千年の技術を現代につないだ明治刀剣界の光明);五箇伝各派と刀工たち(大和伝―大寺院の庇護を受けて発展し、美濃伝の礎を築く;山城伝―日本刀を芸術の域にまで高めた山城工 ...
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若木未生著
祥伝社 2023.10 祥伝社文庫, [わ8-1]
木曾義仲により、京を追われ西へと落ちた平家一門。その冬、清盛の弟・頼盛の姿は鎌倉にあった。一時は兄を継ぐ棟梁と期待された弟が、なぜ一門を離れたのか。頼盛と、兄が流罪とした宿敵・源頼朝を結ぶものとは?急変期における英雄の生き様と、無常を記す幻想の歴史小説。祇王と仏、二人の白拍子の奇縁を描く書下ろし短編「ほとけも昔は鬼なりき」収録。
亀田俊和訳
光文社 2023.10 光文社古典新訳文庫, [KAン3-1]
正中の変、元弘の変を経て鎌倉幕府はついに滅亡するが、後醍醐天皇による建武の新政も世の混乱を収めきれず…。足利尊氏・直義兄弟、後醍醐天皇、新田義貞、楠木正成、高師直らによる、日本各地で繰り広げられた南北朝時代の動乱を描いた歴史文学の傑作。全2巻。 第1部(後醍醐天皇が武臣を滅ぼす計画を立てられたこと;土岐十郎と多治見四郎と謀叛について―および無礼講について;謀叛計画の発覚;二条為明卿の和歌について;阿新殿のこと ほか);第2部(公家が天下を統一して行った政治;千種忠顕について;文観僧正について;広有が怪鳥を射殺したこと;兵部卿護良親王が流罪にされたこと ほか)
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茂木誠著
PHP研究所 2023.9
歴史の見方が変わる座標軸。世界史の視点から日本思想を俯瞰する1冊。 第1章 神話で読み解く「古代の世界観」(縄文〜古墳時代);第2章 神仏習合に見る「相手を否定しない文化」(飛鳥・奈良〜平安時代);第3章 「モンゴルショック」による多様性の危機(鎌倉〜戦国時代);第4章 日本思想における「朱子学と陽明学」(江戸時代初期〜後期);第5章 日本のルネサンス「国学」(江戸時代初期〜幕末);第6章 「日本国民」の意識の芽生え(幕末〜明治時代初期);第7章 格差と社会主義の萌芽(大正〜昭和初期);第8章 敗戦への道を進んだ日本型ファシズム(昭和初期〜終戦);第9章 「 ...
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鳴神響一著
文藝春秋 2023.10 文春文庫, [な-86-3] . 鎌倉署・小笠原亜澄の事件簿 / 鳴神響一著||カマクラショ オガサワラ アスミ ノ ジケンボ
鎌倉大仏付近の丘の上で撲殺体が見つかった。神奈川県警捜査一課の吉川元哉は、幼馴染で鎌倉署刑事課強行犯係の小笠原亜澄とまたしてもコンビを組まされる羽目に。殺されたのは美術館学芸員の鰐淵貴遙で彼はある美人画を熱心に研究していたという。関係者を訪ね歩く亜澄と元哉は絵画に隠された驚愕の真実へと辿り着くが…。
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松尾剛次著
平凡社 2023.10 増補 平凡社ライブラリー, 955
仏教には釈迦が説いた厳しい戒律がある。それにもかかわらず、日本の仏教界には、中世にはすでに男色文化ができあがっていた。稚児をめぐって争い、失っては悲しみにくれ、戒律護持を誓っては、何度も破る―。荒れはてた仏教界で、「戒律復興」の声とともに立ちあがったのが、鎌倉新仏教の宗祖たちだった。戒と僧侶の「身体論」から見た、苦悩と変革の仏教史。 第1章 持戒をめざした古代(なぜ戒律が必要となったのか;待たれていた鑑真と国立戒壇;延暦寺戒壇の成立);第2章 破戒と男色の中世(守れなかった戒―宗性の場合;僧侶の間に広がった男色);第3章 破戒と持戒のはざまで(中世日本に興った“宗教改革” ...
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内田青蔵, 中島京子著
エクスナレッジ 2023.10
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山口百々男著 ; 牧野眞一, デリック・ブリス, 佐原正夫校閲
三修社 2023.9 改訂版
第1部 日本の文化・日本の観光(昔の江戸城、今の皇居;日本人の心のオアシス・明治神宮;下町情緒あふれる庶民の街・浅草;変わりゆく若者の街・秋葉原と原宿そしてお台場;美男におわす大仏の都・鎌倉 ほか);第2部 日本の世界遺産(文化遺産;自然遺産)
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ローラ・ハイン著 ; 中野耕太郎, 奥田博子訳
人文書院 2023.9
... 戦争体験と折り合いをつけて社会を再生していったのか。若い力を活かし戦後の反省から政治、文化、教育、美術から地域観光、環境政策まで、どう制度や世論を構築していったのか。鎌倉という地方から問う新たな歴史。 序章 ポスト・ファシズムの政治文化(ファシズムへの回帰を防ぐ;ファシズム後―悔恨共同体;遠回しに話される交渉;民主的な制度を創設する);第1章 鎌倉という場所(地域コスモポリタニズムの再創出;戦後のビーチ文化);第2章 鎌倉アカデミアと人文教育(ポスト・ファシズムの未来のための教育;人文学を選択する;学生と教員の交流;アカデミアの終焉);第3章 物語を紡ぐ博物館―神奈川県立近代美 ...
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笠原一男著
吉川弘文館 2023.10 読みなおす日本史
鎌倉時代、阿弥陀仏への信心のもと、念仏一つで個人も社会もすべてが救われると説いた親鸞。激動の世でいかに行動し、どう思索して生きたのか。当時の社会を背景に、煩悩に苦しむ人びとへ全生涯をささげた姿を描く。 1 激動の世と親鸞;2 叡山の親鸞;3 巷に生きる親鸞;4 越後の親鸞;5 関東の親鸞;6 念仏の発展と親鸞の帰洛;7 再び京都の親鸞
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佐多芳彦著
吉川弘文館 2023.10
... 進化する。武士たちは直垂をどのように着こなし、服装の制度を定めたのか。有識故実と絵画史料を駆使して実態に迫る。 第1部 武士の出現、直垂の誕生(直垂以前;袖細から直垂へ;直垂の誕生、武士の誕生);第2部 武士と直垂の「成長」―中世前半期(鎌倉武士たちの直垂;絵巻物に描かれた鎌倉武士たち;身分指標としての直垂;鎌倉幕府の儀礼観と服制);第3部 進化する直垂と武士の発展―中世後期から近世(進化する直垂;室町幕府の儀礼観;直垂とその周囲;大紋・素襖・肩衣・胴服)
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阿部泉監修
清水書院 2023.9
奈良時代;平安時代;鎌倉時代;室町時代;桃山時代;江戸時代;明治時代
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イビソク神奈川営業所編集
鎌倉市 2023.8
荒山徹著
皇位継承が持明院統と大覚寺統で交互に行なわれていた鎌倉時代後期、量仁(のちの光厳天皇)は持明院統の期待を背負って即位したが、幕府を倒した前帝・後醍醐によって即位そのものを否定される。その後、後醍醐と敵対した足利尊氏に擁立されることで“治天の君”となるも、尊氏の裏切りによって南朝の囚われの身に…。己の生きる道を見失い、虚しく葛藤する中で見出した、現代にも繋がる「天皇の在り方」とは。
朧谷寿著
ミネルヴァ書房 2023.9
七九四年、桓武天皇の遷都から続く都、平安京。その都に暮らす、天皇、貴族、そして庶民はどのような生活をしていたのか。鎌倉幕府成立までの四〇〇年、史料や遺物の少ないなか、王朝文化史の第一人者である著者が史実に基づき、都人の世界へいざなう。紫式部や清少納言、藤原道長も登場し、平安王朝のガイドブックとしても最適の平安京史。 序 山紫水明の平安京;第1章 平安京誕生の裏側;第2章 ニュータウン平安京;第3章 平安人の昼と夜;第4章 藤原北家をめぐる王朝ドラマ;第5章 政治と結婚;第6章 受領と才女;第7章 平安京から京都へ;第8章 平安京の災禍―疫病・飢饉・地震;終 ...
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