李領著
東京大学出版会 1999.11
本書は、その表題の示す通り、十二世紀から十四世紀、すなわち平安末期から鎌倉、室町初期までの日本・高麗の関係、交流史の解明を中心のテーマとしている。 第1章 院政期の日本・高麗交流に関する一考察;第2章 中世前期の日本と高麗—進奉関係を中心として;第3章 「元寇」と日本・高麗関係;第4章 「庚寅年以降の倭寇」と内乱期の日本社会;第5章 高麗末期倭寇の実像と展開—『高麗史』の再検討による既往説批判
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[建礼門院右京大夫著] ; 久保田淳 校注・訳 . [後深草院二条著] ; 久保田淳 校注・訳
小学館 1999.12 新編日本古典文学全集, 47
愛と哀しみと。人生の苛酷さに堪えるには、自身の心に忠実であるしかなかった。無辜なる二人の宮廷女房が、歌と日記に織り込んだ愛と苦悩—。源平動乱期、建礼門院徳子に仕えたすぐれた歌人右京大夫の自叙伝的な私家集と、鎌倉末期に後深草院の寵を受け、数奇な人生をたどった宮延女房二条の告白文学を収載。
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奈良六大寺大観刊行会編
岩波書店 1999.11-2000.9 補訂版 奈良六大寺大觀 / 奈良六大寺大観刊行会編, 第7,8巻
1 , 2
本書は、国宝・重要文化財に指定されたもの、およびそれに準ずる興福寺の彫刻を収録した。 鎌倉初頭の興福寺再興と鎌倉彫刻;仏頭;仏手;薬師三尊像(東金堂);四天王立像(東金堂);釈迦如来坐像;広目天立像;地蔵菩薩立像;地蔵菩薩坐像;不空羂索観音菩薩坐像(南円堂)〔ほか〕
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藤原良章, 村井章介編
山川出版社 1999.11
中世の交流と物流 : 問題提起にかえて 中世の大道とその周辺 兵庫県における古代から中世の古道の調査 西上総の中世道路跡 : 袖ヶ浦市山谷遺跡の事例を中心に 北武蔵地域における中世道路研究の現状と課題 仙台市王ノ壇遺跡・大野田古墳群・南小泉遺跡の中世道路跡について 出羽南半の中世古道 鎌倉・都市の道、都市からの道 武蔵府中を取り巻く道路網 荒井猫田遺跡の町跡とその周辺 平泉への道・平泉の道 東国の宿・市・津 中世前期南薩摩の湊・川・道 筑後川上流における交流 : 筑前国把岐荘の周辺 中世浜名湖水運と地域社会 1998年4月18・19の両日にわたり、青山学院大 ...
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湯山学著
[湯山学] 1999.9 南関東中世史論集, 5
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柴田泉著
邑書林 1999.8
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町田甲一編 ; 入江泰吉撮影
秋田書店 1999.9
仏像は美と信仰の結晶である。仏教伝来後、飛鳥・白鳳・天平・弘仁・貞観・藤原・鎌倉と各時代の美意識と信仰への熱情を刻みこんできた100体の仏像を取りあげ、美しい写真と簡明な解説で紹介する仏像美への招待。 救世観音立像(法隆寺夢殿);弥勒菩薩半跏像(広隆寺霊宝殿);天蓋飛天像(法隆寺);薬師三尊像(薬師寺金堂);阿修羅立像八部衆のうち(興福寺国宝館);音声菩薩立像(東大寺八角灯籠浮彫);執金剛神立像(東大寺法華堂);不空羂索観音立像(東大寺法華堂);千手観音立像(唐招提寺金堂);十一面観音立像(聖林寺)〔ほか〕
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福田百合子校訂・訳注 . 鈴木一雄, 伊藤博, 石埜敬子校訂・訳注
笠間書院 1999.10 中世王朝物語全集, 1
あきぎり 浅茅が露 源氏物語以後—激しく変貌した「物語たち」は、滅びゆく王朝の最後の光彩を映しだす。院政期から鎌倉時代に生み出され、今に伝わる中世王朝物語。原文・口語訳二段組み。 あきぎり;浅茅が露
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米町遺跡発掘調査団編
米町遺跡発掘調査団 1999.9
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市川浩史著
ぺりかん社 1999.10
... ジア世界といかにつながっていたかを、天竺・震旦・日本の三国観によって追求した文化史論考。 日本中世前夜の「内なる三国」の思想;第1部 覚憲の世界(「仏法隠没・令法久住」;覚憲と天竺);第2部 朝鮮と三国世界の深層(神功皇后の残像;「異国降伏・聖朝安穏」;「朝敵」);第3部 鎌倉仏教と三国(明恵の「内なる三国」;日蓮の「内なる三国」;親鸞の「内なる三国」;存覚の「内なる三国」);自画像は美しいか、醜いか
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都市史研究会編
山川出版社 1999.10 年報都市史研究 / 都市史研究会編, 7
特集 首都性(シンポジウムの開催について;古代都城の首都性 ほか);論文(江戸町人地社会の構造と床商人地代上納運動—幕末維新期神田柳原土手通り床店地の事例から);研究ノート(中世八幡境内町の空間復原と都市構造;近世後期枚方宿の旅籠屋と飯盛女);研究動向(日本中世前期都市史研究の現在—鎌倉に関する文献史学の研究動向);書評(吉田伸之著『近世都市社会の身分構造』);新刊紹介(仁藤敦史著『古代王権と都城』;松尾剛次著『中世の都市と非人』 ほか);博物館展示案内(「なら平城京展’98」);第6号批判(宗教と都市);時評(現代都市事情—ソウル)
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地方史研究協議会編
雄山閣出版 1999.10
地方における古代の仏堂 : 神奈川県厚木市愛名宮地遺跡の事例を中心に 鶴岡八幡宮の成立と鎌倉生源寺・江ノ島 川崎大師信仰の展開 浮世絵版画と名所地 : 金沢八景・鎌倉・江嶋・大山 地域民衆と寺院 : 近世中・後期の時宗清浄光寺をめぐって 戦国時代における参詣活動について : 相・甲間の政治的状況との関連から 高野山塔頭の檀那場争い : 相模国の場合 相武の地と江戸 : その政治的・社会的関連性について 村々を訪れる宗教的職能者たち : 小田原藩領を中心にして 大山の神仏分離 道中記類資料に見る近世箱根の遊覧について : 温泉観光地箱根の認識 箱根開発と箱根土地会社 : 堤康次郎の事業活動 ...
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池田英俊, 芹川博通, 長谷川匡俊編
今日の福祉社会の実現に仏教はいかに関わってきたか。日本の仏教福祉の通史を射程に入れ、基礎的論点を集成。新世紀に向けた仏教のあり方を探る。 序論 前近代の福祉(聖徳太子と行基;最澄と空海;鎌倉新仏教と福祉思想;叡尊と忍性;重源と明恵 ほか);本論 近代仏教の福祉(近代仏教と慈善—教会・結社運動を通して;仏教の児童福祉;仏教の更正保護;仏教の福祉教育;仏教のボランティア ほか)
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蔭木英雄著
研文出版 1999.9 日本漢詩人選集 / 富士川英郎 [ほか] 編, 3
... 重点を置こうと方針を定めたのである。 第1章 在京修行時代(無得励維那に酬ゆ;李杜の詩を読み、戯れに空谷応侍者に酬ゆ ほか);第2章 関東の法戦・詩戦(常州の勝楽に方丈を剏建す;常州の旅館にて、浄智の不聞和尚の韻を用い、十首をば鹿苑の諸公の贈らるるに寄謝す ほか);第3章 鎌倉の師家時代(仏成道焼香の偈;選書記の赤松山に帰るを送る并びに叙 ほか);第4章 京洛の詩筵(二条相国の命を奉じ将軍の扇に題す 二首;准后大相公に奉呈す ほか)
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田中彰編
吉川弘文館 1999.11
... 相;和人地東在および箱館六箇場所の収税状況に関する二・三の特質—幕末期の状況を中心に);2 「攘夷」の諸相(下田渡海考;文久元・三年の佐原騒動と水戸藩尊攘派;対馬藩攘夷政権と援助要求運動);3 維新政権をめぐって(藩体制解体と岩倉具視;浦上キリシタン流配事件と信教の自由);4 明治維新と歴史認識(鎌倉薩長藩祖廟と明治維新;「蝦夷地」認識深化の世界史的必然性—歴史教育における日本史と世界史の統一的把握によせて;アメリカから見た日本の南北戦争)
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西沢正史編
東京堂出版 1999.9
... 収録し、概要・あらすじ・鑑賞に分け解説した。特に『万葉集』『源氏物語』『平家物語』の三代古典については、主要登場人物を項目に立てて、人物論風に叙述した。作者索引付き。 上代(古事記;風土記;万葉集);中古(作り物語;歌物語;歴史物語;説話文学;日記・随筆;和歌文学);中世(鎌倉物語;室町物語;説話文学;歴史物語・史論;軍記物語;日記・紀行・随筆;和歌文学;連歌;能楽(謡曲);狂言;幸若舞曲;説経);近世(仮名草子;浮世草子;黄表紙;合巻;人情本;滑稽本;読本;浄瑠璃;歌舞伎;俳文・俳諧;狂歌;川柳;和歌文学;随筆・評論)
Available at 188 libraries
若宮大路周辺遺跡群発掘調査団編
若宮大路周辺遺跡群発掘調査団 1999.6 若宮大路周辺遺跡群発掘調査報告書 / 若宮大路周辺遺跡群発掘調査団編
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保坂和志著
中央公論新社 1999.9 中公文庫
ぶらりぶらりと歩きながら、語らいながら、静かにうつらうつらと時間が流れていく。鎌倉・稲村ガ崎を舞台に、父と息子、便利屋の兄と妹の日々…それぞれの時間と移りゆく季節を描く。平林たい子賞、谷崎潤一郎賞受賞の待望の文庫化。
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広渡正利著
文献出版 1999.8
本書の構成は、第一編筥崎宮史、第二編筥崎宮編年史料に分かれている。第一編は編年史料の解説を兼ねたもの。第二編は本書の中核をなすもので、古代中世篇とし、附録として筥崎宮年表を付した。 第1編 筥崎宮史(平安期の筥崎宮;鎌倉期の筥崎宮;南北朝期の筥崎宮;室町期の筥崎宮;戦国末期の筥崎宮;八幡信仰の起源と伝播;古代の秦氏);第2編 筥崎宮編年史料 古代中世篇
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志村士郎著
新典社 1999.9 新典社研究叢書, 121
鎌倉を愛し、実朝を愛した著者の実朝論は、実朝の歌を客観的に分析するというより、実朝の心の中に入りこんで、実朝と一つになり、そこから生まれた深いヨミが、独自の実朝論を誕生させることになった。また仙覚論は、仙覚の業績を、東国の風土と鎌倉幕府の機構の中でとらえたもので、特に、仙覚の出自について、仙覚が鎌倉二代将軍頼家の子であったという新説は、従来の仙覚研究に一石を投ずることになるものであろう。 序章 文芸風土の要因としての「見立て」—美の土壌;第1章 源実朝の世界(「歌壇」について;指導的地位の確立;風土を享受する様式(即風土) ほか);第2章 仙覚の世界(宗尊親王の歌業と仙覚 ...
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