マティルデ・アセンシ著 ; 高岡香訳
オークラ出版 2017.10 マグノリアブックス, [MB-34]-[MB-35]
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古文書学者のオッターヴィアと考古学者である夫のファラグのもとを、著名な億万長者のサイモンソン夫妻が訪れた。彼らはオッターヴィアたちの前に聖遺物を差し出し、それと引き換えにあるものを捜してほしいと頼む。彼らが捜しているのは、九個の骨壼だ。それには、オッターヴィアの信仰を揺るがしかねない存在の遺骨がおさめられているという。その調査に、オッターヴィアたちの友人、ロックの協力もほしいと夫妻は言うが、表向き死んだことになっているロックの生存をなぜ彼らは知っているのだろう。夫妻たちの真の目的は!? サイモンソン夫妻の依頼で調査を開始したものの、骨壼を捜しているのはオッタ ...
所蔵館2館
グレン・クーパー著 ; 石田享訳
竹書房 2017.5 竹書房文庫, く5-1, く5-2
... いるので、本物かどうか調べてほしいというのだ。手首とは、キリストが処刑された時、まさに釘を打たれた場所。好奇心から調査を引き受けたカルだったが、旅は危険に満ちていた。何者かが、キリストに止めをさしたとされる“聖槍=ロンギヌスの槍”を始めとする聖遺物とその奇跡の力を手に入れようと暗躍していたのだ。所有する者に“世界を制する力”を与えるという、キリストの聖遺物と聖痕をめぐる謎がいま明かされる—!!イタリア、パレスチナ、ドイツ、クロアチア、オーストリア、スペイン、そして南極…世界を股にかけたノンストップ歴史冒険ミステリー!! “聖痕”を持つ司祭、ジョヴァンニが誘拐された!ヨー ...
金澤マリコ著
原書房 2017.4
パリに暗躍する聖遺物窃盗団と連続殺人、キリストの「聖槍」と十字軍、そして「沼地の魔女」と神明裁判—聖俗混沌とした中世パリを舞台にした本格歴史ミステリ!
所蔵館1館
松本典昭著
勉誠出版 2017.3
花の都フィレンツェの「驚異の部屋」。モノが語る世界の文化交流史。カメオ、メダル、聖遺物容器、象牙細工、「フィレンツェ・モザイク」、「メディチ磁器」からペルシア、アステカ、中国の工芸品や日本の武器・磁器・漆器にいたるまで。華麗なる一族の珠玉のコレクションを豊富なエピソードとともに紹介する。250点を超えるフルカラー図版を掲載!! メディチ家の人びと;第1部 ルネサンスの黄金時代1434‐1537(コジモ・イル・ヴェッキオの古代趣味と意外な豪華趣味;ピエロ・イル・ゴットーゾの聖遺物容器;ピエロ・イル・ゴットーゾの貴石製容器 ほか);第2部 超絶するマニエリスム1537 ...
所蔵館71館
田村珠芳著
徳間書店 2016.12
人間がAIに「邪魔な存在」と認識される日。 プロローグ 最も危惧していた事態が起きました;第1章 大地震の裏側である陰謀が囁かれています;第2章 伊勢神宮には世界的な聖遺物が眠っています;第3章 世界の支配者が日本を狙う理由があります;第4章 世界中で抵抗勢力が立ち上がっています;第5章 医療には人類を減らす罠が仕掛けられています;第6章 人工知能が世界政府を作ります;エピローグ 後悔のないように生きましょう
所蔵館4館
池上英洋, 深田麻里亜著
東京美術 2016.7
... ろい!「こわい」「不気味」「きもかわ」な作品はなぜ生まれ、どう鑑賞されたか、その謎を解明。 第1章 あやしい生きもの(誘惑するクリーチャー);第2章 あやしい女たち(魔女と悪女);第3章 あやしいからだ(解剖);第4章 死のあやしさ(スカル);第5章 あやしいキリスト教(聖遺物)
所蔵館55館
森雅秀著
朱鷺書房 2016.3
... 博物館に残る貴重な絵伝と図像を通して、仏教の歴史を彩る聖者たちの奇蹟の物語をわかり易く解説する。絵伝・図像(国宝含む)を、99点収録。 第1章 奇蹟を起こす仏弟子(頭陀行第一 摩訶迦葉;神通第一 目連 ほか);第2章 玄奘、神秘の国にむかう(玄奘と『大唐西域記』;ふしぎな聖遺物 ほか);第3章 天翔る太子(高僧としての聖徳太子;誕生前後 ほか);第4章 海を渡った高僧たち(『今昔物語集』の伝える高僧;南都の学僧たち ほか);第5章 奇蹟の物語の終焉(法然の生涯と絵巻;『法然上人絵伝』に見られる奇蹟 ほか)
所蔵館20館
ピーター・トレメイン著 ; 甲斐萬里江訳
東京創元社 2015.11 創元推理文庫, [Mト6-15]
下
イムラックの大修道院から聖遺物が消失。管理担当の修道士も失踪した。そんなとき、国王と大族長暗殺未遂事件の調査にフィデルマが修道院にやって来た。救いの神とばかり院長は調査を依頼する。襲撃者の一人が元修道士であったため、二つの事件の結びつきを感じたフィデルマは院長の依頼を引き受ける。モアン王国の平和と威信がかかる難事件を、見事解決することはできるのか?
浜本隆志編著 ; 柏木治 [ほか] 著
明石書店 2015.9
... 団妄想;フランス、ドイツ、スペインの異端狩り;ペストの蔓延と鞭打ち苦行者の群れ;トレントの儀礼殺人とユダヤ人差別;人狼伝説から人狼裁判へ;ミュンスターの再洗礼派と千年王国の興亡;魔女狩りと集団妄想;アメリカに飛び火したセイラムの魔女狩り;フランスの王政復古と幻視—天空の十字架、大天使の出現、蘇る聖遺物崇敬;ルルドの奇蹟と聖母巡礼ブームの生成;アメリカの秘密結社クー・クラックス・クラン—人種差別団体の実像;ヒトラー・ユーゲントの洗脳;ヒトラー演説と大衆;集団妄想とカルト症候群の生成メカニズム
所蔵館162館
岡本亮輔著
中央公論新社 2015.2 中公新書, 2306
... 遍路、B級観光地、パワースポット、アニメの舞台など、多様な事例から21世紀の新たな宗教観や信仰のあり方が見えてくる。 序章 現代の聖地巡礼の背景(宗教と観光の結びつき;宗教から解放される現代社会—世俗化のプロセス ほか);第1章 聖なるものを求めて—巡礼者は何を見るのか(聖遺物の世界;聖母の出現 ほか);第2章 ゴールからプロセスへ—信仰なき巡礼者は歩み続ける(サンティアゴ巡礼の概要;現代のサンティアゴ巡礼 ほか);第3章 世界遺産と聖地—選別される宗教文化(世界遺産と宗教文化;多様な価値観 ほか);第4章 作られる聖地—なぜ偽物が本物を生み出すのか(新郷村とキリスト湧説 ...
所蔵館350館
ジャン=クロード・シュミット著 ; 小池寿子訳
刀水書房 2015.1 刀水歴史全書, 88
... おける宗教画像の解放;テクストとイメージ;西方における画像の解放と規範);第2部 イメージの信仰(紀元一〇〇〇年前後における新しいイメージの正当化;画像の奉遷と力の移動/ウォルサムの石造磔刑像—イングランド、一一〜一三世紀;磔にされたシンデレラ/ルッカのヴォルト・サントについて—一三〜一五世紀;聖遺物と画像);第3部 夢、幻視、幻想(夢の図像学;ビンゲンのヒルデガルト、あるいは夢の拒絶;想像力の有効性)
所蔵館148館
松田隆美, 徳永聡子編
慶應義塾大学出版会 2014.10
プラトンの近代校訂本 : 古典文献学への招待 中世の聖遺物礼拝と文書 : モワサック修道院の写本をめぐる考察 ダンテ『神曲』の世界 世界を読み解く一冊の本 : ヨーロッパ中世・近代初期の象徴事典の系譜 「キリストの系譜」の視覚表象 : 中世の英国における伝統と継承 フランチェスコ・コロンナ『ヒュプネロトマキア・ポリフィリ』の世界 情報の玉手箱 : 『百科全書』の世界 収集と解体 : 零葉本 (リーフブック) の誕生を探る 生物・言語・写本 : 系統推定論の歴史とその普遍性について 『江談抄』 : 平安時代の知識体系を垣間見る 『源氏物語系図』の世界 一冊の書 ...
所蔵館143館
ルー・バーニー著 ; 細美遙子訳
イースト・プレス 2014.8
刑期を終え出所したばかりの運び屋“シェイク”がコケティッシュな嘘つき女“ジーナ”を救ったばかりに大金と聖遺物をめぐる奔走劇にまきこまれる。追って追われて、最後に笑うのは誰なのか?愛すべき悪人たちの騙し合い…精緻な伏線で構成された超弩級エンターテイメント小説。
所蔵館6館
J-C.カリエール, G.ベシュテル著 ; 守能信次訳
筑摩書房 2014.5 ちくま文庫, [か-65-1]
ドイツ嫌いのあまり「ドイツ民族の多便症」なる学説を発表したフランス人学者。戦闘で失った片脚を国葬にした大統領。芸術作品のある部分にイチジクの葉を貼って廻った役人—無名の変人から、ゴッホ、ルソーといった有名人まで。あるいは「聖遺物」「迷信」といった各種事象や営み、特筆すべき「最期の言葉」などを収集。人間の業と可能性を感じさせる「超絶の人生」カタログ。 愛書家;アイッサウア族;アイドル崇拝;アイホルン兄弟;アイム;アインシュタイン;アヴォー;アーズ;遊び人;アドレス〔ほか〕
所蔵館35館
田中雅一編
京都大学学術出版会 2014.2 フェティシズム研究, 第2巻
... コモディティ化するフェティシズムへの挑戦 : 社会主義国キューバのアーティスト、コロニアリズム、グローバル市場 変奏される伝説、転置するフェティッシュ : 奇跡をめぐる欲望が生み出す人・モノ・場所 モノ化する「運命」 : 西アフリカ・ベナン南西部の宗教実践 聖なる複製・商品の信仰空間 : イスラームの聖遺物とフェティシズム 複製化し、増殖するブッダ : 韓国仏教の物質化、ポップカルチャー化と忍び込むフェティシズム 本物をのっとる贋物 : インドにおける小生産物がかきたてるフェティシズム 歴史の翻案 : 合衆国における博物館コレクションの政治性と象徴性 博物館とフェティシズム : 秘匿と開示をめぐる地 ...
所蔵館152館
池上英洋著
筑摩書房 2014.2 筑摩選書, 0084
... それは死んだはずの赤ん坊をよみがえらせた聖人の奇跡を描いたものだった。この「嬰児復活の奇跡」と、その上位テーマたる「狂気の母」が、著者を思索の旅に招き入れる。聖餐・聖遺物といったキリスト教文化圏特有の信仰形態や、遡って古代エジプト、ギリシア、ケルト文化にも見られる「死と復活」の主題。これら多くの図像や史料を読み解きながら西洋精神の根幹を成す「死と復活」の思想の本質と、キリスト教の深層に肉薄する。 第1章 「嬰児復活の奇跡」と聖遺物;第2章 聖餐とカニバリズム;第3章 聖杯伝説と生贄の祭儀;第4章 子殺しの魔女とケルトの大釜;第5章 ディオニューソスと「洗礼による死」;第6章 若返りの釜—グノーシス ...
所蔵館103館
イヴリン・ウォー著 ; 岡本浜江訳
文遊社 2013.8
「彼女は夢で歩いたとおりの小道をたどった」英国出身のローマ皇帝生母による十字架発見は、史実か虚構か—?真の十字架という聖遺物をめぐってキリスト教の核心に迫る、渾身の長篇小説。
所蔵館11館
仁木英之著
祥伝社 2013.5
天草四郎の遺志と力を継ぐ心優しき忍者・寅太郎。“あの方”の復活のため、“聖遺物”を取り返す戦いを続ける彼らの前に“でうすの生まれ変わり”を称する少年が。その力を目にしたとき、激しい驚愕が寅太郎を襲う—北に甦った“神の子”、そして天海が放つ“閻羅衆”。三つ巴の戦いの行方は!?心躍る白熱の活劇。
所蔵館7館
木俣元一著
名古屋大学出版会 2013.2
西洋中世において爆発的に拡大したイメージの世界は、何を顕わにし、それを観る者にいかなる経験や認識をもたらしたのか。黙示録写本、ステンドグラス、聖遺物など、イメージが切り拓いた多様な視覚宇宙を探究し、「見えるようになること」を根底から問い直したゴシック美術論。 第1部 隠蔽から開示へのレトリック(レヴェラティオをめぐるレヴェラティオ—視覚的タイポロジーの試み;「天に開かれた門」—黙示録写本の挿絵と読者/観者の内的ヴィジョン ほか);第2部 記憶と想起のトポグラフィー(イェルサレム・コンスタンティノポリス・パリ—サント=シャペルとその装飾;過去の物質的引用—サン ...
所蔵館155館
松井健 [ほか著]
里文出版 2013.1
... ら考える 神と共に暮らした時代の美 : インタビュー 山岳信仰の風景 : 戸隠 聖性の帰趨 : 聖画像 (イコン) と聖遺物 (レリック) キリスト教の聖なるかたち 生命の無限の動きの中から見えてくるもの : インタビュー 1 プリミティヴ/エスニックアートから(美しいものと宗教的なもの—プリミティヴ/エスニック・アートから考える);2 日本の信仰と神のすがた(神と共に暮らした時代の美;山岳信仰の風景 戸隠);3 キリストの像(聖性の帰趨 聖画像と聖遺物);4 傍らにより添うキリスト教美術(キリスト教の聖なるかたち);5 アートの創造と聖的なもの(生命の無限の動きの中か ...
所蔵館40館