Bibliographic Information

芥川龍之介の文学

國末泰平著

(和泉選書, 108)

和泉書院, 1997.6

Title Transcription

アクタガワ リュウノスケ ノ ブンガク

Available at  / 112 libraries

Description and Table of Contents

Description

芥川文学の構図は「見える」世界から「見えない」世界の表現へらせんの階段をのぼっていくと規定できるのではないか。初期の「鼻」「芋粥」「地獄変」などで「見える」世界を、晩年「馬の脚」「蜃気桜」「歯車」などで「神秘」あるいは「見えない」世界を描く。「見えない」世界を描くことで人間と社会の真実をつたえる芥川文学の実態を明らかにする。

Table of Contents

  • 序章 芥川龍之介の古典—芭蕉と『今昔物語集』
  • 1章 見える世界
  • 2章 見えない世界
  • 3章 時代と「鏡」—志賀直哉と斎藤茂吉

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1

Details

Page Top