「ヒューマニズム」について
著者
書誌事項
「ヒューマニズム」について
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 1997.6
- タイトル別名
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Über den "Humanismus", Brief an Jean Beaufret, Paris
「ヒューマニズム」について : パリのジャン・ボーフレに宛てた書簡
ヒューマニズムについて
- タイトル読み
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ヒューマニズム ニ ツイテ
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内容説明・目次
内容説明
『存在と時間』(1927年)において、世界内存在する人間の実存を深く掘り下げ、これを現象学的解釈学的に精緻に分析して、哲学界に深刻な衝撃を与えたハイデッガー。そのハイデッガーが、第二次世界大戦を挟む長い沈黙を破り、書簡体の形式で世に問うたのが、この「『ヒューマニズム』について」(1947年)だった。いわゆる人間中心主義の「ヒューマニズム」を批判しながら「存在の思索」を説くこの小さな本には、後期ハイデッガーの思想が凝縮した形で表明されている。「故郷喪失」の現代の「世界の運命」のなかで、私たちは存在の「開けた明るみ」の場のうちに「住む」ことを学び直さねばならない、と。
目次
- 1 凡例
- 2 本文—「ヒューマニズム」についてパリのジャン・ボーフレに宛てた書簡(存在の思索の提起;ヒューマニズムに関する批判的考察の開始;人間の本質の規定;存在の人間への関わり;故郷喪失の運命;ヒューマニズムの真の意味;存在の思索を非人間的とする誤解の反駁;論理学・価値・世界内存在・無神論・有神論に関する誤解の反駁;存在論・倫理学を超えてエートスの思索へ;存在論・倫理学を超えて存在の思索へ;存在の否む働きと無;存在の思索と言葉)
- 3 訳注
- 4 原文校訂注
- 5 解説
「BOOKデータベース」 より