浮浪と乞食 (こつじき) の民俗学

書誌事項

浮浪と乞食 (こつじき) の民俗学

礫川全次編著

(歴史民俗学資料叢書, 3)

批評社, 1997.7

タイトル別名

浮浪と乞食の民俗学

タイトル読み

フロウ ト コツジキ ノ ミンゾクガク

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内容説明・目次

内容説明

乞食も三日すればやめられぬ。この諺は、一般には「人に頼るような怠け心をなかなか捨て切れない」という意味に解されている。しかし、見方を変えれば、そこには、他人の善意に身を委ねる安逸、あるいは社会的規範から脱した自由な漂泊に対する、人々の抜き難い憧憬が含意されている。浮浪と漂泊の心意とは?物貰いの民俗とは?近代日本の浮浪者の実態とは?浮浪と乞食に関する代表的文献を網羅し、世捨て、物貰いの民俗事象・民俗心意を通して人間存在の実相・本質に迫る資料集。

目次

  • 解説篇(宮崎来城の『無銭旅行』;「無銭旅行」の心意;下村湖人の『次郎物語』;無銭旅行と「無計画の計画」 ほか)
  • 資料篇(『乞児悪化の状況』抄;「浮浪者」—『生活と犯罪』より;「乞食論」—『社会事業研究所講義録』より;「乞食の状態」—『乞食社会の生活』より ほか)

「BOOKデータベース」 より

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