われに万古の心あり
著者
書誌事項
われに万古の心あり
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 1997.7
- タイトル別名
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われに万古の心あり : 幕末藩士小林虎三郎
- タイトル読み
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ワレ ニ バンコ ノ ココロ アリ
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注記
小林虎三郎像あり
底本: 「われに万古の心あり : 幕末藩士小林虎三郎」(新潮社, 1992年5月刊)
内容説明・目次
内容説明
戊辰の戦いに敗れた長岡藩に、その窮状をみかねた支藩三根山藩から百俵の米が届いた。河井継之助亡きあと文武総督となった小林虎三郎は、その米を金に換え国漢学校を建てることで、「敗戦国」の復興を企てる。「みんなが食えないというから、おれは学校を立てようと思うのだ。」幕末には、佐久間象山門下で吉田松陰(寅次郎)とともに「両虎」と謳われ、長岡藩にあっては河井継之助のライバルとして戊辰戦争非戦論を展開、維新後もその「遠望するまなざし」「万古の心」でナショナルなものを思考し続けた小林虎三郎の生涯を、歴史の闇のなかから救出する力作評伝。
目次
- 第1章 小林虎三郎の時代
- 第2章 常在戦場という精神
- 第3章 河井継之助と小林虎三郎
- 第4章 象山と松陰を繋ぐもの
- 第5章 精神のリレー
- 第6章 幕末のパトリオット
- 第7章 戦わない論理
- 第8章 遠望するまなざし
- 第9章 小林一族の戊辰戦争
- 第10章 敗戦国の復興
- 第11章 後から来るものへ
- 第12章 終焉
- 第13章 ながい影
「BOOKデータベース」 より