書誌事項

脳と心のバイオフィジックス

松本修文担当編集

(シリーズ・ニューバイオフィジックス / 日本生物物理学会シリーズ・ニューバイオフィジックス刊行委員会編, 9)

共立出版, 1997.10

タイトル別名

脳と心のバイオフィジックス

タイトル読み

ノウ ト ココロ ノ バイオ フィジックス

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注記

奥付の編者: 日本生物物理学会/シリーズ・ニューバイオフィジックス刊行委員会

文献: 各章末

参考図書: p209-220

内容説明・目次

内容説明

本書では、このような脳科学の進展を念頭において、脳と心の問題をより広い視野で考えてみた。すなわち人間や霊長類以外の下等動物や人工物にも対象を広げ、手段としては物理、数学、工学の分野から心の謎に迫ってみた。まず最初に、心の研究の哲学的な流れをとらえ、今後の研究の課題を明らかにした。次に、心を動物の系統発生や個体発生の立場に立って考察し、細胞レベルから霊長類にいたる心の階層構造を議論した。引き続き、現在の物理法則で心を表現することができるのか、あるいは何か新しい理論が付加されなければならないのか、心の動きは、分子、電子あるいはそれらの量子効果で説明できるのか、などきわめて魅力のある疑問をとりあげ、心の物理・数学像とは何かに迫る。最後に、人工知能やニューラルネットの研究、あるいはロボティクスなど、人工の心から、人の心にせまる試みについて述べる。

目次

  • 序章 脳と心の解明を目指して
  • 第1章 脳と心の哲学論争と現代脳科学
  • 第2章 心の進化
  • 第3章 心の物理像
  • 第4章 心をもつ機械

「BOOKデータベース」 より

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