贋作ドン・キホーテ : ラ・マンチャの男の偽者騒動

書誌事項

贋作ドン・キホーテ : ラ・マンチャの男の偽者騒動

岩根圀和著

(中公新書, 1395)

中央公論社, 1997.12

タイトル読み

ガンサク ドン ・ キホーテ : ラ ・ マンチャ ノ オトコ ノ ニセモノ ソウドウ

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内容説明・目次

内容説明

遍歴の騎士が風車を怪物と見誤り、従士サンチョ・パンサが必死にとめるのもきかず、槍をかまえて突進していく—セルバンテス作『ドン・キホーテ』の有名な場面である。作品は発表当初から大評判となり、気を良くしたセルバンテスは後篇を出版すべく執筆に励んでいたのだが、そこへ非常に手の込んだつくりの贋作が現れた。偽物を読まされた作者の反応は、そして贋作者の真意とその正体は。黄金期スペイン文学史を彩る贋作騒動の顛末記。

目次

  • 第1章 不死身のドン・キホーテ(第一の門出;第二の門出、風車の冒険 ほか)
  • 第2章 贋作『ドン・キホーテ』(贋作の出現;どこで印刷されたのか ほか)
  • 第3章 『ドン・キホーテ』の序言論争(なぜ贋作を書いたのか;ローペ・デ・ベガの芝居 ほか)
  • 第4章 ドン・キホーテの歩いた道(ロシナンテの歩く距離;「名は思い出したくない村」の所在 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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