適応と援助の心理学
著者
書誌事項
適応と援助の心理学
培風館, 1998.4-2001.3
- 適応編
- 援助編
- タイトル読み
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テキオウ ト エンジョ ノ シンリガク
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注記
参考図書, 引用文献: 各章末
内容説明・目次
- 巻冊次
-
適応編 ISBN 9784563056155
内容説明
本書は、心理学的適応・不適応について概説したものである。まず、適応の基礎理論を一通り解説した後、適応の諸問題を、人が出合う出来事や体験ごとに丁寧に解説している。自然または人為的な災害に遭った体験、養育者に虐待された体験、大切な人と別れた体験、異文化と出合う体験など、さまざまな体験に対する心理学的適応についてわかりやすく解説する。また、いじめや不登校など、学校や職場等の環境への適応についても言及している。
目次
- 心の健康と適応の概念
- 危機理論—危機と危機介入
- 心的外傷とPTSD
- ストレス理論
- 防衛と対処
- 被災体験(被災反応と回復の過程;対処と援助)
- 被虐待体験(虐待の定義・種類と虐待の影響;虐待の発生に関する要因と援助)
- 別れの体験(対象喪失と悲哀の過程;悲哀の経過と関係する要因・遺された人への援助)
- 異文化体験(カルチャー・ショック;文化と心の病い)
- 学校への適応
- 職場における適応
- 巻冊次
-
援助編 ISBN 9784563056162
内容説明
本書の構成は、大きく分けて4つの部分からなっている。第1部では、援助の形態、援助手段となる心理療法の諸概念を詳述する。第2部では、心理学的な援助の代表的立場を述べている。第3部では、人生において困難を伴うことの多い体験を取り上げ、体験者のパーソナリティや置かれた状況による心理的適応の違いについて解説した適応編を受けて、上記のような体験に心理的に適応できなくなった人々に対し、周囲の人間はどのように援助できるかについて解説する。最後に、第4部では、援助が行われる領域ごとに特徴的な援助のあり方をまとめている。心理臨床場面において必要となる基礎的知識を網羅し、幹となる重要なポイントを押さえて、事例を用いながらわかりやすく解説する。臨床心理学専攻の学生のみならず、医療・福祉・教育等の現場に携わる人々にも好適な書である。
目次
- 援助の概念と歴史
- 援助の諸形態
- 心理療法の基礎
- クライエント中心療法(基本的態度;その後の発展)
- 精神分析療法
- 行動療法
- 認知行動療法
- 危機介入とコンサルテーション
- 外傷的出来事を体験した人への援助
- 虐待の生じた親子への援助:遺された人への援助
- 医療福祉領域における援助
- 教育における援助
- 職場における援助
「BOOKデータベース」 より