太宰治と聖書
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書誌事項
太宰治と聖書
新潮社, 1998.5
- タイトル読み
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ダザイ オサム ト セイショ
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注記
太宰治の肖像あり
内容説明・目次
内容説明
昭和十一年十月、パビナール中毒で入院中、太宰は聖書に耽溺した。「HUMAN LOST」「斜陽」「桜桃」など主要作品の鍵となる聖句の数々を取り出し、鮮やかに解析しながら、太宰にとっての神とは、罪障とは何かを問う。太宰文学にちりばめられた聖書の言葉を鍵に、生き急いだ生涯に新たな光をあてる画期的な書。
目次
- 聖書への接近
- なんぢら断食するとき、かの偽善者のごとく悲しき面容をすな
- 空飛ぶ鳥を見よ、播かず、刈らず、倉に収めず
- 「駈込み訴へ」
- パウロの書簡
- 己れを愛するがごとく、汝の隣人を愛せ
- 赦さるる事の少き者は、その愛する事もまた少し
- 身を殺して霊魂をころし得ぬ者どもを懼るな、身と霊魂とをゲヘナにて滅し得る者をおそれよ
- われ、山にむかひて、目を挙ぐ
「BOOKデータベース」 より