ニーチェ
著者
書誌事項
ニーチェ
(ちくま学芸文庫, [ト-7-1])
筑摩書房, 1998.5
- タイトル別名
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Nietzsche
- タイトル読み
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ニーチェ
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注記
関係書誌: p203-206
原著(Presses universitaires de France, c1965)第4版の全訳
初訳: 「ニーチェ」(朝日出版社, 1985年6月刊)
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
力の本質とは、他の諸力との関係、差異である。つまり力は、つねに内的な差異化を含み、自己同一性をかわして生成している。ニーチェの語る「“力”への意志」は、主体が“力”を欲していることではない。ディオニュソス、シャラトゥストラの形象が示唆するとおり、“力”がより強くなるように、主体の定位が破れるまでに他との関係、差異化、多数化、純粋な生成を肯定することである。「永遠回帰」とは同一なものの再来ではない。純粋に生成するものはたえず自己同一性を欠くからこそ、多様に変容しつつ、回帰してやまない。ポスト構造主義の尖鋭なニーチェ像を提出した、画期的小論。
目次
- 生涯
- 哲学
- ニーチェ的世界の主要登場人物辞典
- ニーチェ選集
「BOOKデータベース」 より