声 : 記号にとり残されたもの

Bibliographic Information

声 : 記号にとり残されたもの

工藤進著

白水社, 1998.9

Other Title

La voix

Title Transcription

コエ : キゴウ ニ トリノコサレタ モノ

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Note

『ふらんす』 (白水社, 1996.4-1997.3) の連載「言葉、記号、文法」をもとにしたもの

Description and Table of Contents

Description

本書では、私たちが忘れ去ろうとしている「声」の価値とはどんなものだったか(声の権力)、人間の古い言語感覚としての「声」がある国語形成のなかで社会的あるいは政治的にどのようなはたらきをしてきたか(声と国家、シャルルマーニュの言語政策、国語の誕生)、また現在の文学的発現としての「声」の意味(「失われた時」の声、ヴィエンヌ河の声)、最後に、「言葉は文字より声、声より心」と考えている筆者の、「声」というものとの関わり始め(故郷の声)のそれぞれについて語ってみたものである。

Table of Contents

  • 1 声の権力
  • 2 声と国家
  • 3 シャルルマーニュの言語政策
  • 4 国語の誕生
  • 5 「失われた時」の声
  • 6 ヴィエンヌ河の声—リモージュからみた島崎藤村
  • 7 故郷の声—宮沢賢治のことばづかい

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Details

  • NCID
    BA37693112
  • ISBN
    • 4560049246
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    271p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
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