他者へのまなざし : 異文化理解のための比較文化論
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他者へのまなざし : 異文化理解のための比較文化論
新泉社, 1998.9
- タイトル読み
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タシャ エノ マナザシ : イブンカ リカイ ノ タメ ノ ヒカク ブンカロン
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注記
研究論文目録: pviii-xvi
参考文献目録: pxvii-xxv
内容説明・目次
内容説明
本書を『他者へのまなざし—異文化理解のための比較文化論』と題したのは、ケピング教授の学問的方法論や比較文化に関する問題意識の中に、「自分の中の他者」と「他者の中の自分」というような緊張関係があるからである。また、「他者を理解しようとする中にこそ、自分自身を再発見する契機がある」という確信がある。したがって、「他者へのまなざし」は両義的で、その中に「自分自身へのまなざし」として自文化への自己反省を伴っており、「異文化理解」に関わる学的反省性においては常に「比較文化論」となるはずである。そして、彼自身の「他者へのまなざし」は共感に満ちた温かいまなざしである。
目次
- 第1部 文化の概念と方法論的アプローチ(エキゾチックなものの魅力と嫌悪;アンガージュマンとメランコリーの狭間で—民族学の方法と道徳における二面性;自然の統一と文化の多様性—人類学の範囲と挑戦;現地通査のリスク—自民族中心主義と疎外の狭間で)
- 第2部 宗教性の内的体験と分析的反省(意識状態と実在の段階—宗教社会学の現状に対する批判的総括;エクスタシーについて;祭りについて)
- 第3部 順応性と反抗のパラドックス(腹が顔になるとき—日本における役割と仮面の儀式について;カリスマと土着主義運動と千年王国論—踊る宗教における生き神の例;現代世界と宗教—異文化の出会いと宗教的文化受容)
「BOOKデータベース」 より