メディアの議題設定機能 : マスコミ効果研究における理論と実証

書誌事項

メディアの議題設定機能 : マスコミ効果研究における理論と実証

竹下俊郎著

学文社, 1998.9

タイトル別名

The agenda-setting function of the media : theory and verification in mass communication effects studies

タイトル読み

メディア ノ ギダイ セッテイ キノウ : マスコミ コウカ ケンキュウ ニオケル リロン ト ジッショウ

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注記

その他の標題は第3刷標題紙裏による

引用文献: 巻末p9-28

内容説明・目次

内容説明

本書の研究テーマについて、著者は単に外国の理論を輸入し、日本で追試するということだけを目指してはいない。少なくとも、メディアによる現実構成という発想の面では、戦後日本のマスコミュニケーション研究のほうがアメリカより先んじていたのであり、こうした日本の業績と接合させつつ、議題設定をより精緻で、しかも適用範囲の広い理論へと発展させることができないかと思い続け、本書はいわばその中間報告となっている。

目次

  • 1章 議題設定仮説登場の文脈(限定効果論;魔法の弾丸理論の神話;議題設定仮説の提起 ほか)
  • 2章 70年代以降の効果研究—議題設定研究以外の動向(沈黙のらせん仮説;培養仮説;限定効果論の見直し ほか)
  • 3章 議題設定研究の発展(仮説の定義と測定モデル;基本仮説に関する実証研究;測定モデルをめぐる問題 ほか)
  • 4章 日本における議題設定研究1—基本仮説の検証(はじめに;研究のデザイン;メディアと受け手の争点顕出性 ほか)
  • 5章 日本における議題設定研究2—パネル調査による検証(はじめに;研究のデザイン;同日選挙における争点 ほか)
  • 6章 今後の研究課題(争点型議題設定から属性型議題設定へ;メディア議題の規定因の探究;「メディアと政治」のモデルの構築に向けて ほか)

「BOOKデータベース」 より

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