国土計画を考える : 開発路線のゆくえ
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国土計画を考える : 開発路線のゆくえ
(中公新書, 1461)
中央公論新社, 1999.2
- タイトル読み
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コクド ケイカク オ カンガエル : カイハツ ロセン ノ ユクエ
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内容説明・目次
内容説明
列島改造、田園都市構想など時々のコンセプトを掲げて国土を開発してきた「全国総合開発計画」は日本の現在の豊かさの原動力となった。反面、中央主導、公共投資重視によって環境破壊、東京一極集中をもたらし、地価高騰、政官財界の癒着を生み出したのも国土計画であった。しかし98年に策定された新計画にこの反省は生かされていない。地方分権と行財政改革が迫られている現在にふさわしい国土計画とはどのようなものであるべきか。
目次
- 序章 国土計画とは何なのか—国家権力の計画主題実現の手段
- 第1章 一全総は国土をどう変えたか—所得倍増実現で公害列島化
- 第2章 二全総と列島改造はどうつながったか—金権体質と権力の集中生む
- 第3章 三全総は発想を変えた国土計画だったか—田園国家構想の挫折とテクノポリス
- 第4章 四全総は何をもたらしたか—大きいリゾートとバブルの後遺症
- 第5章 五全総をどう読むか—変わらぬ公共事業推進の役割
- 第6章 首都機能移転にのぞまれるのは何か—一括移転よりも分散移転—分都が現実的
- 第7章 あるべき国土計画はどういうものか—地域自らつくる地域創造計画
- 第8章 地域主体の計画は可能か—各地で進む国土計画の分権化
- 終章 どういう国土をつくるか—環境、福祉、ゆとりある生活
「BOOKデータベース」 より