貧困と家族崩壊 : 「ひとり暮らし裁判」の原告たち
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貧困と家族崩壊 : 「ひとり暮らし裁判」の原告たち
(MINERVA社会福祉叢書, 6)
ミネルヴァ書房, 1999.4
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貧困と家族崩壊 : ひとり暮らし裁判の原告たち
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ヒンコン ト カゾク ホウカイ : ヒトリグラシ サイバン ノ ゲンコク タチ
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Description and Table of Contents
Description
戦後の住宅難時代に作られた「公営住宅法」第17条は、家族のないひとり暮らしには入居資格がないとして申し込みを拒否してきた。しかし独居老人が増えるにつれ、民間借家から締め出された老人たちは「住宅法」改正を求めて立ち上がった。裁判の途中で住宅法は改正され、単身者であっても老人・身体障害者・生活保護者の入居は可能になった。証言は、当時の都市底辺に沈澱する人々の生活史と家族崩壊の実態をえぐり出した。この「ひとり暮らし裁判」は、実質的な勝利をえて「勝訴的な訴えの取下」をしたため判例集に登載されず、意外に知られていないが、「朝日訴訟」「堀木訴訟」と並ぶ画期的な福祉裁判の一つであった。
Table of Contents
- 第1章 「ひとり暮らし裁判」の全容と本書の構成(「ひとり暮らし裁判」と東京女子大学学生;「ひとり暮らし裁判」の証言;「低所得層における家族の特質」より)
- 第2章 証言の証拠書類となった「調査結果」(統計的な分析—「一人暮らし中高年齢者の社会的形成過程」;調査対象者のケース・スタディ;大都市底辺における一人暮らしの沈殿)
- 第3章 低所得階層における三世代家族(三世代家族のケース・スタディ(17ケース);貧困階層にみる三世代同居の特徴)
- 第4章 法延での証言内容—「ひとり暮らし増加の社会的背景」
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