西欧の眼に映ったアフリカ : 黒人差別のイデオロギー
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書誌事項
西欧の眼に映ったアフリカ : 黒人差別のイデオロギー
明石書店, 1999.3
- タイトル別名
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西欧の眼に映ったアフリカ
- タイトル読み
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セイオウ ノ マナコ ニ ウツッタ アフリカ : コクジン サベツ ノ イデオロギー
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注記
「「野蛮」の発見」(講談社 1990年刊)の改題改訂
参考文献: p253-256
内容説明・目次
内容説明
『ロビンソン・クルーソー』でデフォーが間接的に表現している黒人の外貌は、羊毛のような短い縮れ毛、真っ黒な肌、平べったい鼻、厚い唇であり、当時の平均的な白人から見れば、それはすべて醜さを代表するものである。もちろん、外貌のみによりアフリカ人=野蛮とみなしたわけではないが、それが当時の最もポピュラーなアフリカ人観であったといってもさしつかえなかろう。そして、100年たっても200年たっても、ヨーロッパ人のこうしたアフリカ人観が本質的に不変であったことは、著者と一緒にヨーロッパ近代人の「野蛮の発見」を検証する旅を続けることにより、おいおい明らかになる。それと同時に、「差別の論理」というか、差別を正当化する理由づけの変容にも注目されたい。
目次
- 第1章 前近代の人々が抱いたアフリカ像
- 第2章 ヨーロッパ近代人の多様な野蛮観
- 第3章 宣教師と探検家の役割
- 第4章 社会進化論者のアフリカ観
- 第5章 アフリカ社会への理解者
- 第6章 「野蛮」の創造と「文明」の発見
- 第7章 万国博覧会と「帝国意識」
- 第8章 日本人のアフリカ観—明治維新から第二次世界大戦期まで
「BOOKデータベース」 より