植民地経験 : 人類学と歴史学からのアプローチ
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植民地経験 : 人類学と歴史学からのアプローチ
人文書院, 1999.9
- タイトル読み
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ショクミンチ ケイケン : ジンルイガク ト レキシガク カラ ノ アプローチ
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注記
1994年度から3年間にわたっておこなわれた国立民族学博物館における共同研究「民族誌的現在の歴史的文脈」の成果
参照文献: 各章末
その他の著者: 竹内幸雄, 真島一郎, 栗本英世, 北川勝彦, 松田素二, 松園万亀雄, 長沢栄治, 田中雅一, 引末雅士, 杉島敬志, 松澤員子, 大塚和夫, 春日直樹
収録内容
- 序論 : 植民地経験の諸相 / 栗本英世, 井野瀬久美惠執筆
- メアリ・キングズリの西アフリカの旅 : フィールドワークにおける民族とジェンダー / 井野瀬久美惠執筆
- 西アフリカにおける二つの間接統治 : ルガードとモレルの比較 / 竹内幸雄執筆
- 植民地統治における差異化と個体化 : 仏領西アフリカ・象牙海岸植民地から / 真島一郎執筆
- 討伐する側とされる側 : すれちがう相互認識 / 栗本英世執筆
- 南ローデシア植民地形成期におけるキングズリ・フェアブリッジ / 北川勝彦執筆
- 西ケニア山村からみた大英帝国 : 個人史が世界史と交錯するとき / 松田素ニ執筆
- 裁判官のかつら : ケニアの植民地体験と法文化の異種混合状況 / 松園万亀雄執筆
- 少年が見たエジプト一九一九年革命 / 長沢栄治執筆
- 「供犠」のゆくえ : コロニアル・インドとポストコロニアル・ランカ / 田中雅一執筆
- 近代植民地主義と「食人」 : 北スマトラを舞台に / 弘末雅士執筆
- 人類学の歴史研究 : バリ宗教の近代史 / 杉島敬志執筆
- 日本の台湾支配と原住民の日本語教育 : パイワン社会におけるカタカナの受容 / 松澤員子執筆
- 二人のエドワードと二〇世紀人類学 : 『当世エジプト人の風俗と慣習』と『オリエンタリズム』のはざまで / 大塚和夫執筆
- 『テンペスト』の弁明 : 植民地主義批判に対して / 春日直樹執筆
内容説明・目次
内容説明
本書が目指すのは政治経済的な、マクロな植民地研究ではなく、支配者と植民地の人びとが出会う個々の場における「植民地経験」の解明である。征服と抵抗、徴税と徴用、住民と土地の登録、開発、学校制度、裁判、混血化と文化の混淆…支配する側とされる側のコミュニケーションの具体的な検討を通じ、生きられた植民地経験の諸相を描く。人類学者と歴史学者による共同研究の画期的成果。
目次
- 序論 植民地経験の諸相
- メアリ・キングズリの西アフリカの旅—フィールドワークにおける民族とジェンダー
- 西アフリカにおける二つの間接統治—ルガードとモレルの比較
- 植民地統治における差異化と個体化—仏領西アフリカ・象牙海岸植民地から
- 討伐する側とされる側—すれちがう相互認識
- 南ローデシア植民地形成期におけるキングズリ・フェアブリッジ
- 西ケニア山村からみた大英帝国—個人史が世界史と交錯するとき
- 裁判官のかつら—ケニアの植民地体験と法文化の異種混合状況
- 少年が見たエジプト1919年革命
- 「供犠」のゆくえ—コロニアル・インドとポストコロニアル・ランカ〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より