パスカルの隠し絵 : 実験記述にひそむ謎

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パスカルの隠し絵 : 実験記述にひそむ謎

小柳公代著

(中公新書, 1510)

中央公論新社, 1999.12

タイトル読み

パスカル ノ カクシエ : ジッケン キジュツ ニ ヒソム ナゾ

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注記

関連年表: p220-227

文献: p232-233

内容説明・目次

内容説明

「人間は考える葦である」という言葉で有名な『パンセ』の作者パスカルは、天才的数学者、厳密な実験物理学者としても知られている。とりわけ十七世紀までヨーロッパ自然学の大前提であった“真空不可能”説を打ち破る大実験を行い、ゆるぎない理論を提出したことで名高い。しかしそこには、謎めいた印象が否めない。パスカルは本当に実験したのか。彼の物理論文には、『パンセ』と同じ文学作品としてのしかけを読みとるべきではないのか。

目次

  • 第1部 「実験科学者パスカル」の成立(風船の実験よ、お前もか!;定説が描き出す「実験科学者パスカル」の像 ほか)
  • 第2部 「トリチェリの実験」の伝わりかた(パスカルが「イタリアの実験」を再現するまで;イタリアとフランスの事情 ほか)
  • 第3部 ルアンでの大公開実験(ガラス工場での大公開実験;証言の信憑性 ほか)
  • 第4部 『真空に関する新実験』にはしかけがいっぱい(サイフォンという実験用具;綱を使う実験 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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