製糸女工の教育史

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製糸女工の教育史

花井信著

大月書店, 1999.12

タイトル読み

セイシ ジョコウ ノ キョウイクシ

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内容説明・目次

内容説明

明治‐大正期、長野県各地の製糸工場で、幼い女工たちが、仕事のかたわら勉学にはげんだことは、ほとんど知られていない。各地に残る資料を手掛かりに、きびしい労働環境のもとでも懸命に生きる製糸女工の姿をえがき、義務教育成立史をぬりかえるとともに、“哀史”の中に光明を見出す。

目次

  • 序章 課題と方法
  • 第1章 日本義務教育制度成立史論
  • 第2章 長野県尋常小学校特別学級規程に基づく製糸女工の教育—松代地域の先鞭的実践
  • 第3章 工場法成立期における製糸女工の就学状態—諏訪郡上諏訪町の場合
  • 第4章 工場法施行と製糸女工の教育—諏訪郡平野村を事例に
  • 第5章 製糸工場特別教育の経済史的・社会政策史的位置—諏訪郡川岸村・平野村を軸に
  • 第6章 丸子における製糸工場特別教育の史的構造と位置
  • 第7章 上伊那における製糸工場特別教育について—南箕輪村の長田製糸の苦渋
  • 第8章 須坂における委託特別教育の成果と意義

「BOOKデータベース」 より

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