作文のなかの大日本帝国
著者
書誌事項
作文のなかの大日本帝国
岩波書店, 2000.2
- タイトル別名
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作文のなかの大日本帝国
- タイトル読み
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サクブン ノ ナカ ノ ダイニッポン テイコク
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注記
人物註: p237-249
内容説明・目次
内容説明
皇国臣民としての自覚、前線へ向けた慰問文—。近代日本において、「帝国」という意識は人々のあいだで、どのように内面化されていったのか。植民地をも覆った日本語教育のもとで書かれた子どもたちの作文集、作家たちの文学に光をあてて考える。「文を書く」という営みそのものがもつ危うさを浮彫りにした問題提起の書。
目次
- 序論 日本の「帝国意識」と言語政策
- 1 「作文」の帝国(作文のなかの帝国—子どもたちは何を書いたのか;海を渡った作文—銃後と前線を結ぶもの;教室の忘れ物—戦後の「生活綴り方」の展開)
- 2 帝国の文学(アジアのなかの日本近代文学;「帝国」の漱石;「植民地」の憂鬱—埴谷雄高と楊逵;移民と棄民)
「BOOKデータベース」 より