アメリカ技能養成と労資関係 : メカニックからマンパワーへ

書誌事項

アメリカ技能養成と労資関係 : メカニックからマンパワーへ

木下順著

(Minerva人文・社会科学叢書, 38)

ミネルヴァ書房, 2000.5

タイトル別名

アメリカ技能養成と労資関係 : メカニックからマンパワーへ

タイトル読み

アメリカ ギノウ ヨウセイ ト ロウシ カンケイ : メカニック カラ マンパワー エ

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内容説明・目次

内容説明

マンパワー(manpower)という言葉は「人的能力」とも「人材」とも訳される。この言葉は、19世紀には馬力などと対比して人間の筋力を指し示すものとして使われていたのが、20世紀になると大規模な法人企業によって期待される人間像を意味する言葉として用いられた。本書は、労資関係の展開という視角から、ほぼ1841年から1915年にかけてのアメリカ合衆国における技能養成の歴史を考察する。主な舞台は「工作機械製造の中心地」マサチューセッツ州ウースターである。この事例研究をつうじて、「マンパワー」とは、19世紀の経営イデオロギーを支えた「メカニック」が解体したあとに登場した、いわば20世紀の人間像なのだ、ということを明らかにしたい。

目次

  • 本書の課題と構成
  • 第1部 メカニック教育(コモンウェルスの心臓部;メカニック協会;プロテスタント同盟;世代的再生産)
  • 第2部 工学教育(メンデンホール改革;テイラーと工学教育;「マン・パワー」の発生)
  • 第3部 職業教育運動(機械工国際組合の攻勢;ダグラス委員会;フィッチバーグ・プラン;公立トレイド・スクール;産業教育促進全国協会)
  • 総括と展望

「BOOKデータベース」 より

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